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ソフトバンク3連勝へカギは千賀の「天敵」源田対策

2019 10/11 11:00SPAIA編集部
ソフトバンク・千賀は西武打線を抑えられるかⒸYoshihiro KOIKE

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第3戦予告先発、CS初戦では浅村に2被弾

パ・リーグのクライマックスシリーズ・ファイナルステージ第2戦はソフトバンクが初戦に続いて8点を奪い連勝した。これでファーストステージ第2戦から通算4連勝。対戦成績を2勝1敗(リーグ優勝した西武にアドバンテージの1勝)とし、昨年に続く2位からの日本シリーズ進出へあと2つとなった。

11日の第3戦の予告先発は千賀滉大。ソフトバンクが3年連続で日本一になるためには、ここ4年で51勝を挙げている大黒柱で勝てるかどうかはポイントのひとつだ。

楽天とのファーストステージ初戦では、7回7安打4失点で敗戦投手となった。しかも、浅村栄斗に2発、オコエ瑠偉と茂木栄五郎にもソロ本塁打を喫し、計4被弾。エースが一発攻勢に沈み、チームは重い空気に包まれた。

実は浅村とはレギュラーシーズンでは相性がよかった。2019年の被打率は.133。得意としていたはずの相手に2本塁打を浴びたのだからショックは大きかった。

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山川、秋山は封じ込むも…

勝てば王手、負ければ2勝2敗のタイとなる第3戦、エースとして同じ失敗を繰り返す訳にはいかない。2年連続本塁打王に輝いた山川穂高は13打数1安打の被打率.077と封じ込んでおり、切り込み隊長・秋山翔吾も15打数2安打の.133と好相性。中村剛也に対しても13打数3安打の.231と抑えている。

ただ、西武打線には天敵がいる。15打数6安打の被打率.400と最も苦手にしている源田壮亮だ。さらに栗山巧にも11打数4安打1本塁打の.364と打ち込まれている。この両者との対戦が勝負のカギを握りそうだ。

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今季の西武戦は2勝2敗、防御率3.94と、シーズンを通じての防御率2.79より1点以上多く失点している千賀。ファーストステージの汚名を返上すべく、エースらしい力投でチームを3連勝に導けるか。

データ提供:データスタジアム

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