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広島・田中広輔、待望の1号で復活の兆し データで見る不振の原因は?

2019 5/16 11:00SPAIA編集部
復活の兆しが見え始めた広島・田中広輔ⒸSPAIA
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打率1割台に低迷し、屈辱の8番降格

極度の不振に陥っていた広島・田中広輔がジワジワと復調気配を見せてきた。5月10日のDeNA戦で待望の1号2ランを放ってから5試合連続安打。打率1割台にあえぐ“元切り込み隊長”の活躍はリーグ4連覇を狙うチームにとって欠かせないだけに、完全復活が待たれる。

昨年まで不動の1番打者として、2番・菊池涼介、3番・丸佳浩と「タナキクマル」を形成。優勝した2016年からの3年間はいずれも150本以上の安打を放ち、30個前後の盗塁を記録してきた。

丸が抜けた今季、開幕から4試合連続安打を放ったものの、5試合目の中日戦から6試合連続ノーヒット。以降も快音は響かず打率1割台にまで沈み、打順も8番降格となった。

スライダーに対して打率.059

田中の不振は球種別の打率に顕著に表れている。ストレートに対しては過去3年と比較しても高い打率.333を残しているが、変化球に対してはチェンジアップを除いて軒並みダウンしているのだ。中でもカットボールは.091、スライダーは.059、フォーク系は.067と1割以下となっている。

広島・田中広輔の球種別打率ⒸSPAIA

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変化球に苦しんでいるとなれば、当然、セ・リーグ各チームとも徹底して攻めてくる。実際、田中に対する球種の割合をみると、昨年まで40%以上だったストレートが34.8%に減少。逆に20%台だったスライダーは30.8%に増え、10%以下だったフォーク系も12.1%に増加している。

広島・田中広輔の球種割合ⒸSPAIA

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広島の4連覇を阻むには田中を封じ込むことが必須条件であることは各チームとも共通認識なのだろう。これまではその術中にはまっていたと言える。

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