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巨人・坂本勇人は連続試合出塁記録を伸ばせるか 日本記録はイチローの69試合

2019 5/10 15:00勝田聡
坂本勇人ⒸSPAIA
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ⒸSPAIA

巨人打線を牽引する坂本勇人

プロ野球ペナントレースはゴールデンウィークの大型連戦を終え、日程の1/4ほどを消化したことになる。セ・リーグでは、3連覇中の広島が出遅れ混戦模様だ。現時点では巨人とヤクルトが首位を争っており、その後ろに阪神と広島が続いている。中日とDeNAはやや離されぎみだが、まだまだ序盤戦。巻き返しも十分に期待できる位置ではある。

首位を走る巨人を引っ張っているのが主将の坂本勇人だ。2番でスタートした今シーズンだったが、吉川尚輝の故障離脱により4月半ばから打順が1番へ繰り上がった。その後、GW中に打線の組み換えが行われ、再び2番を任されている。

打順が固定されていない中ではあるが、打率.336(131打数44安打)、12本塁打、25打点と好調で、打点は4位、打率・本塁打はリーグトップと、相手チームにとっては大きな脅威となっている。

また出塁率.424もリーグ4位と、打つだけではなくボールをしっかり見極め、後ろにつないでいる点も見逃せない。その結果、これまたリーグトップの31得点。坂本の出塁がそのまま得点に結びついているのだ。

開幕から33試合連続出塁中

まさにチームを牽引している坂本は、開幕からの連続出塁を33試合に伸ばし、これまで球団記録だった1977年の王貞治(巨人)に並んだ。

王は9試合で無安打があったが、坂本は33試合でわずか4試合と、坂本のほうが安打での出塁が多い。また、2試合連続で無安打もない。この33試合だけを見ると、坂本のほうが王よりも安定した成績を残しているといえる。

開幕からの連続試合出塁記録ⒸSPAIA

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球団単独トップの先にあるセ・リーグ記録は、1997年の金本知憲(広島)の35試合連続出塁で、これはすでに射程圏内。その先にあるプロ野球記録は1983年のスティーブ(西武)による40試合連続だが、これも不可能ではないところまでやってきた。

日本記録はイチローの69試合

連続試合出塁記録ⒸSPAIA

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坂本は「開幕からの」連続試合出塁記録を作っているが、その条件を外すとハードルがグっと高くなる。

連続試合出塁記録はイチロー(オリックス)の69試合(1994年)で、これはシーズンの半分近くに及ぶ記録。一方、セ・リーグでの記録は2001年に松井秀喜(巨人)がつくった65試合で、こちらも簡単には届かない数字だろう。

ちなみに、メジャーリーグの連続試合出塁記録はテッド・ウィリアムズ(レッドソックス)の84試合(1949年)だ。最後の4割打者としても有名なウィリアムズが、連続試合出塁記録も保持している。

このように、日米の連続試合出塁記録はそれぞれ球界を代表する選手が保持しており、いずれも坂本の33試合を大きく上回っている。

数字は1試合で「1」しか積み上がらないため、追いつく方法は「一歩ずつ、着実に」しかない。はたして坂本は、イチローや松井に追いつくことができるのだろうか。

※数字は2019年5月9日終了時点

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