【名将揃い】U-18ワールドカップの歴代監督を振り返る|【SPAIA】スパイア

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【名将揃い】U-18ワールドカップの歴代監督を振り返る


2017年大会で監督を務めた小枝守

まずは、今回のWBCS U-18ワールドカップで監督を務めた、小枝守氏を紹介していこう。自身が現役だった頃は、日大三高から日大へと進学。卒業後、76年~81年までは日大三高の監督を務め、79年の夏の甲子園に出場している(この際は1回戦で天理高校に敗退)。その後82年から千葉県の拓殖大学紅陵高校に就任した。
2014年の夏の大会後に退任するまでの22年間で、春夏合わせて9度の甲子園出場、通算10勝を記録している名将である。

小枝監督が就任した当時、拓殖大紅陵高校はまだ開校して間もないという状況であった。78年に開校し、野球部も創設したばかりだった。
だが野球部が強くなることには積極的で、小枝監督のほか、県内の有望な選手たちにも声をかけ、84年には早くも甲子園に出場を果たしている。しかも、この時は春夏連続で甲子園に出場を果たす。当時の3年生には、オリックスで活躍した小川博文さんなどが在籍していた。

最高成績は1992年夏の準優勝である。この時には2年生の外野に立川隆史さん(ロッテ-阪神、のちにキックボクサー)が在籍しており、準決勝の尽誠学園戦では、9回に逆転ツーランを放って勝利に貢献している。

前年のアジア選手権ではチームを優勝に導いていた

拓殖大紅陵を退任後、2016年に行われたU-18アジア選手権の監督に就任した。作新高校の今井達也選手(現:西武ライオンズ)や、履正社高校の寺島成輝選手(現:東京ヤクルトスワローズ)、横浜高校の藤平尚真選手(現:東北楽天ゴールデンイーグルス)など、甲子園を沸かせた選手たちを擁し、見事に優勝を果たしている。

特に決勝の台湾戦では、1点が試合を左右するという緊迫した試合展開の中で、大会絶好調だった広島新城高校の堀瑞輝選手をリリーフに起用した。堀選手も見事それに応え、4回を1安打8奪三振無失点と完璧なピッチングを見せた。まさに、継投で勝ち取った優勝といってもいいだろう。
堀選手はこの大会通算で3試合9回2/3を18奪三振無失点という成績を残し、のちに日本ハムドラフト1位指名につなげている。

今回の大会では、高校No.1スラッガーである清宮幸太郎選手や、甲子園の1大会6本塁打という新記録を樹立した中村奨成選手らを擁して、2度目の国際大会に挑んだ。しかし、アメリカ戦の完敗や、細かいミスでの失点などが目立ち、優勝決定戦に進出はならなかった。だが、3位決定戦はカナダに快勝し、最後は勝利で大会を締めくくっている。

2004年大会では横浜高校の名将が監督を務める

2004年の大会で監督を務めたのが、当時横浜高校を率いていた渡辺元智氏である。自らも選手として同校を甲子園に導くと、卒業後の65年にコーチに就任、3年後には監督に就任した。2015年夏の大会後に勇退するまでの40年間、春夏合わせて27度甲子園に出場。
1998年には松阪大輔選手らを擁し、史上5校目となる春夏連覇を達成した。甲子園通算勝利数51は、2017年現在、帝京高校の前田三監督と並び歴代で3位である。

2004年にAAA世界野球選手権大会の監督に就任し、自身の教え子である涌井秀章選手(現:千葉ロッテマリーンズ)や石川雄洋選手(現:横浜DeNAベイスターズ)、東北高校からダルビッシュ有選手(現:ロサンゼルス・ドジャース)、さらに優勝した済美高校から福井優也選手(現広島東洋カープ)や鵜久森淳志選手(現:ヤクルトスワローズ)などを選出し、準優勝という成績を収めている。
ちなみに優勝したのはキューバであるが、この時のキューバ代表には、現在福岡ソフトバンクホークスで活躍するアルフレド・デスパイネ選手がいた。

日大三高の名将もかつての大会で監督を務めた

2012年の大会では、現在も日大三高で監督を務める小倉全由氏が指揮を執っている。彼もまた、選手時代は日大三高でプレーしており、卒業後は日本大学へ進学。卒業後の82年から、関東一校の監督に就任した。関東一高では三輪隆さん(現オリックスコーチ)を擁し、87年の選抜大会準優勝を達成した。
98年から日大三高の監督に就任している。日大三高でもその手腕がいかんなく発揮され、2001年にはエースの近藤一樹選手(現:ヤクルトスワローズ)、そして野手からも3人がプロ入りしたほどの超強力打線を育て上げ、夏の甲子園を制覇する。2011年にもエースの吉永健太郎選手に、高山俊選手や横尾俊健選手らを擁して、全国制覇を達成している。

2012年の大会では、藤浪晋太郎選手(現:阪神タイガース)、大谷翔平選手(現:北海道日本ハムファイターズ)らがメンバーに選出されるなど、非常に豪華な布陣で臨んだ。だが世界選手権に出場すること自体が久しぶりであり、大会独特の雰囲気もあったのか、あまり力を出すことができずに6位という結果に終わっている。

2大会連続で監督を務めた大阪桐蔭・西谷浩一

2013年・2015年と、唯一2大会連続で監督を務めたのが、大阪桐蔭高校監督の西谷浩一氏だ。現役時代は報徳学園でプレーし、卒業後は1浪しながらも一般入試で関西大学へと進学(当時の関西大学にはスポーツ推薦がなかった)。
2年生から控え捕手としてベンチ入りし、4年生の時にはキャプテンとしてチームをまとめている。だが肩の故障もあって、レギュラーになることは1度もなかったそうだ。

卒業後には母校の報徳学園で臨時コーチをする日々が続いたが、ある日、当時の大阪桐蔭高校の監督であった長沢和雄氏に誘われ、1993年に大阪桐蔭高校のコーチに就任する。当時の大阪桐蔭は、83年に大阪産業大学高校の分校として誕生し、88年に独立したばかりだった。
野球部も創設されて数年という時期であったが、それでも91年には夏の甲子園初出場初優勝の快挙を成し遂げており、徐々に大阪の中でも存在感を出しつつある高校であった。現在は誰もが知る強豪校として知られる大阪桐蔭であるが、その礎を築いたのが長沢氏なのである。そして彼の跡を継ぐ形で、98年から西谷監督が就任した。

2004年には西岡剛選手(現:阪神タイガース)らを擁して、自身が監督になってから初めて甲子園に出場。2008年には浅村栄斗選手(現:埼玉西武ライオンズ)を擁し、初の全国制覇も達成した。2012年には、藤浪晋太郎選手や森友哉選手(現:埼玉西武ライオンズ)らの活躍もあり、史上7校目の春夏連覇を成し遂げるまでになった。
厳しい上下関係を撤廃し、下級生にも平等な練習時間を与え、じっくりと育成するその方針。そして有望な選手がいると聞けば、必ず自らスカウトに出向くというフットワーク。高校野球界に新しい考え方を持ち込んだ監督だ。

2大会連続準優勝の実績を残す

西谷監督が指揮を執った大会では、2大会連続で準優勝という結果を残している。2013年には自身の教え子でもある森友哉選手が打線の中心となり、打率.403(32-13)をマーク。
先発陣は安樂智大選手・松井祐樹選手(ともに現:東北楽天ゴールデンイーグルス)の豪華メンバーに、中継ぎにも山岡泰輔選手(現:オリックス・バファローズ)。
さらにその山岡選手と県大会で熱戦を演じた田口麗斗選手(現:読売ジャイアンツ)も、メンバーで唯一甲子園経験のない選手ながら選出され、準優勝に貢献している。

2015年の大会では、まだ当時1年生だった清宮幸太郎選手(早稲田実業)が選出されたことで、大きく話題となった。他にもオコエ瑠偉選手(現:東北楽天ゴールデンイーグルス)や平沢大河選手(現:千葉ロッテマリーンズ)、小笠原慎之助選手(現:中日ドラゴンズ)、高橋純平選手(現:福岡ソフトバンクホークス)など、のちにドラフト1位でプロ入りする選手たちも多い。
そしてこの大会では、最大の壁であったアメリカ(当時大会2連覇中)に第1ラウンドで勝利。順調に勝利をかさね、いよいよ悲願の初優勝かとも期待された。だが残念ながら優勝決定戦でアメリカにリベンジを果たされ、2大会連続の準優勝に終わっている。

U-18ワールドカップ(および前身のAAA世界野球選手権大会)で監督を務めた人物を紹介した。いずれの人物も、高校や球界の名将として名高い存在だ。だがそんな彼らでも、まだこの大会で優勝することができていない。ほとんど毎大会、アメリカの壁に阻まれているのだ。
はたして、日本を大会初優勝に導いてくれる監督は誰になるのだろうか。

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