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【名将揃い】U-18ワールドカップの歴代監督を振り返る

2017 10/13 10:05Mimu
野球
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2017年大会で監督を務めた小枝守

まずは、今回のWBCS U-18ワールドカップで監督を務めた、小枝守氏を紹介していこう。自身が現役だった頃は、日大三高から日大へと進学。卒業後、76年~81年までは日大三高の監督を務め、79年の夏の甲子園に出場している(この際は1回戦で天理高校に敗退)。その後82年から千葉県の拓殖大学紅陵高校に就任した。
2014年の夏の大会後に退任するまでの22年間で、春夏合わせて9度の甲子園出場、通算10勝を記録している名将である。

小枝監督が就任した当時、拓殖大紅陵高校はまだ開校して間もないという状況であった。78年に開校し、野球部も創設したばかりだった。
だが野球部が強くなることには積極的で、小枝監督のほか、県内の有望な選手たちにも声をかけ、84年には早くも甲子園に出場を果たしている。しかも、この時は春夏連続で甲子園に出場を果たす。当時の3年生には、オリックスで活躍した小川博文さんなどが在籍していた。

最高成績は1992年夏の準優勝である。この時には2年生の外野に立川隆史さん(ロッテ-阪神、のちにキックボクサー)が在籍しており、準決勝の尽誠学園戦では、9回に逆転ツーランを放って勝利に貢献している。

前年のアジア選手権ではチームを優勝に導いていた

拓殖大紅陵を退任後、2016年に行われたU-18アジア選手権の監督に就任した。作新高校の今井達也選手(現:西武ライオンズ)や、履正社高校の寺島成輝選手(現:東京ヤクルトスワローズ)、横浜高校の藤平尚真選手(現:東北楽天ゴールデンイーグルス)など、甲子園を沸かせた選手たちを擁し、見事に優勝を果たしている。

特に決勝の台湾戦では、1点が試合を左右するという緊迫した試合展開の中で、大会絶好調だった広島新城高校の堀瑞輝選手をリリーフに起用した。堀選手も見事それに応え、4回を1安打8奪三振無失点と完璧なピッチングを見せた。まさに、継投で勝ち取った優勝といってもいいだろう。
堀選手はこの大会通算で3試合9回2/3を18奪三振無失点という成績を残し、のちに日本ハムドラフト1位指名につなげている。

今回の大会では、高校No.1スラッガーである清宮幸太郎選手や、甲子園の1大会6本塁打という新記録を樹立した中村奨成選手らを擁して、2度目の国際大会に挑んだ。しかし、アメリカ戦の完敗や、細かいミスでの失点などが目立ち、優勝決定戦に進出はならなかった。だが、3位決定戦はカナダに快勝し、最後は勝利で大会を締めくくっている。

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