3年目で初の2巡目指名、広島が日本ハム・鈴木健矢を獲得
プロ野球の現役ドラフトが9日、非公開で行われ、広島が2人を指名、残り11球団が1人ずつ指名した。出場機会に恵まれない選手のために移籍を活性化しようとする試みで、2022年から3年連続で開催。3年目にして初めて2巡目指名が行われ、計13選手が他球団へ移籍することとなった。
セ・リーグでは、4年ぶりにペナントを制した巨人が日本ハム・田中瑛斗投手(25)、阪神は巨人・畠世周投手(30)、DeNAは阪神・浜地真澄投手(26)、広島はオリックス・山足達也内野手(31)と日本ハム・鈴木健矢投手(26)、ヤクルトは広島・矢崎拓也投手(29)、中日は楽天・伊藤茉央投手(24)を指名した。
一方、パ・リーグではソフトバンクがDeNA・上茶谷大河投手(28)、日本ハムはソフトバンク・吉田賢吾捕手(23)、ロッテは中日・石垣雅海内野手(26)、楽天はヤクルト・柴田大地投手(27)、オリックスが西武・本田圭佑投手(31)、西武はロッテ・平沢大河内野手(26)を指名した。
昨年は佐々木千隼(ロッテ→DeNA)、馬場皐輔(阪神→巨人)、鈴木博志(中日→オリックス)の3人のドラ1が移籍したが、今年もDeNA・上茶谷、広島・矢崎、ロッテ・平沢の3人のドラ1の移籍が決定。ロッテは2年連続でドラ1が指名される結果となった。
西武へ移籍することが決まった平沢は球団を通じて、以下のコメントを発表した。
「9年間、本当にお世話になりました。いい事もあれば悔しい事もありました。色々なことがありましたがそのすべてが今のボクにとって大切な思い出です。ファンの皆様にはいつも叱咤激励をしていただき、背中を押していただきました。新天地で心機一転、頑張ります。同じパ・リーグということもあり、対戦が楽しみですし、ZOZOマリンスタジアムで試合をするのも楽しみです。結果を出して頑張ることで今まで支えてくださった皆様に恩返しがしたいと思います」
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