今季ブレイクの5年目左腕がCS初登板
東京ドームで行われているセ・リーグのクライマックスシリーズ・ファイナルステージ。19日の第4戦は巨人が井上温大、DeNAはジャクソンが先発する。
井上は今季中継ぎとして開幕したが、6月から先発に転向。25試合に登板(先発は15試合)して8勝5敗2ホールド、防御率2.76とキャリアハイの成績を残しブレイク。先発ローテの一角として、4年ぶりのリーグ優勝に貢献した。
DeNA戦は6試合に登板(先発は4試合)し、2勝1敗1ホールド、防御率2.55と好投。7月27日(横浜)以降、3戦連続で6回1失点にDeNA打線を抑えていた。ただ、打線全体を被打率.211に抑えていた中で、桑原将志に11打数4安打1本塁打、梶原昂希には9打数3安打と相性が悪かっただけに、今日の対戦でも要注意だ。
4年ぶりにリーグ優勝を果たすも、まさかの3連敗で崖っぷちに立たされた巨人。だが、2012年のCSでは中日相手に同じく1勝3敗から3連勝。逆転で日本シリーズに出場した過去がある。その再現を目指すためにも高卒5年目左腕にかかる期待は大きい。
巨人戦は4試合で防御率2.19だったジャクソン
一方、DeNAのジャクソンは今季25試合に先発して8勝7敗、防御率2.90、QS(6回以上自責点3以下)も14度記録するなど安定した投球を披露していた。
中11日で迎えた10月13日のCSファーストステージ・阪神戦(甲子園)では、5.2回100球4安打9奪三振1失点と好投。ファイナルステージ進出に大きく貢献した。そこから中5日で今日の登板を迎える。
巨人戦には4試合に登板して1勝1敗、防御率2.19と相性は悪くない。ただ、丸佳浩には10打数5安打1本塁打、岡本和真には10打数3安打1本塁打と打ち込まれていた。巨人打線を目覚めさせないためにも主軸の一発には気を付けたい。
ポストシーズン5連勝で一気に王手をかけたDeNA。このまま無敗でCSを突破し、2017年以来7年ぶりの日本シリーズ進出なるか。来日1年目助っ人右腕の投球がカギを握る。
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