15勝3敗で最多勝と最高勝率に輝いた菅野智之
東京ドームで行われているセ・リーグのクライマックスシリーズ・ファイナルステージ。17日の第2戦は巨人が菅野智之、DeNAは大貫晋一が先発する。
菅野は今季24試合で15勝3敗、防御率1.67の好成績をマーク。4勝に終わった昨季から見事に復活し、最多勝と最高勝率に輝いた。
DeNA戦は3試合で1勝1敗、防御率2.25。7月28日(横浜)には8三振を奪って3年ぶりの完封勝利を挙げている。
2018年10月14日のCSファーストステージ・ヤクルト戦ではCS史上初のノーヒットノーランを達成。何度も大一番のマウンドに登ってきた経験は、こういう勝負どころでこそ強みとなる。
10月11日で35歳となったが、今オフにはメジャー挑戦の意向。巨人で最後の日本一を果たすためにも、MLB球団の評価を高めるためにも、絶対に負けるわけにはいかない一戦だ。
7回3安打無失点の中日戦から中10日の大貫晋一
一方、DeNAの大貫は今季15試合で6勝7敗、防御率2.85。9月6日に背中の違和感で二軍落ちしたが、同18日の新潟戦、24日の楽天戦と二軍戦登板を経て10月6日の中日戦で一軍に復帰すると、2回から5イニング連続三者凡退に打ち取って7回3安打無失点と好投した。
翌7日に登録抹消され、中10日で万全の状態。抜群のコントロールでしっかりと試合を作りたい。
今季は巨人戦2試合に登板して勝ち星こそないものの防御率1.80と相性は悪くない。ただ、3打数2安打の岡本和真、4打数2安打の丸佳浩ら主軸の一発にはくれぐれも要注意だ。
1998年以来の日本一を目指すDeNA。リーグトップのチーム打率.256、522得点をマークした攻撃力を活かすためにも、大貫の好投とその後の継投がカギを握る。
パ・リーグCSの予告先発は以下の通り。
ソフトバンク・モイネロ-日本ハム・加藤貴之(みずほPayPayドーム)
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