対日本ハム勝利なし、防御率4.11
10月16日(水)、東京と福岡でクライマックスシリーズのファイナルステージがセ・パ同時に開幕する。
福岡では、4年ぶりのパ・リーグ制覇を成し遂げたソフトバンクが2位・日本ハムを迎え撃つ。重要な初戦のマウンドを託されたのが、頼れるベテラン・有原航平だ。
今季は26試合の登板で14勝7敗、防御率2.36と活躍。ローテーションの柱としてチームを支えた。
10月3日、今季最終登板となった楽天戦で14勝目をゲット。同数で並んでいた伊藤大海が上積みなくシーズンを終えたことで、5年ぶり2度目となる最多勝のタイトルが舞い込んできた。今回はそのライバル、伊藤大海との直接対決となる。
“最多勝対決”に投げ勝ち、日本シリーズ進出をぐっと手繰り寄せたいところだが、古巣・日本ハムに対しては今季5試合に登板するも0勝2敗、防御率4.11。レギュラーシーズンでは苦戦が目立っていた。ポストシーズンではこれまでと違った姿を見せることができるだろうか。
対ソフトバンク6戦4勝の好相性
対する日本ハムは大卒4年目の伊藤大海が先発。こちらも26試合の登板で14勝5敗、防御率2.65の好成績を残し、最多勝と最高勝率の二冠を手にしている。
加えて、こちらは今季ソフトバンク戦に6度登板して4勝1敗、防御率2.63の好内容だった。こちらはレギュラーシーズン通りの好相性を発揮できるかどうかがカギとなる。
ソフトバンクが勝ってアドバンテージを含めた対戦成績を2勝0敗とするのか、日本ハムが勝って1勝1敗のタイに戻すのか。初戦ではあるが、今後のシリーズの行方を占う大きな一戦となるのは間違いない。両軍の勝ち頭による投げ合いに大注目だ。
なお、セ・リーグのCSファイナル第1戦の予告先発は以下の通り。
巨人・戸郷翔征-DeNA・ケイ(東京ドーム)
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