起死回生の一発で佐藤輝明がPOTG
8月31日、甲子園で行われた阪神-巨人の22回戦は、4-2で阪神が接戦を制した。2点ビハインドの6回に打者9人の猛攻で4点を奪い逆転に成功。このリードを4人の投手リレーで守り切り、このカード先勝した。
SPAIAでは1試合で最も活躍し、勝利に貢献した選手「Player of the Game(POTG)」をWPA(勝利確率)をもとに選定。この試合では+44.5%のWPAをマークした阪神の佐藤輝明がPOTGに輝いた。
佐藤は2点を追う6回裏2死一二塁のチャンスで迎えた第3打席、カウント1-1から低めのボールをすくい上げると、打球は左中間スタンドへ飛び込む逆転の11号3ランに。一振りで勝利の立役者となった佐藤はこの試合トップとなる+44.5%のWPAを稼いだ。
2位は4点目のタイムリーを含む2安打を放った阪神・木浪聖也で+12.8%。3位は先制タイムリーを含め3安打猛打賞を記録した巨人・モンテスで+11.4%だった。
※WPA(Win Probability Added)
その選手がどれだけチームの勝利確率を増減させたかによって貢献度を表す指標。
勝利確率とは特定の試合状況(イニング、点差、アウトカウント、走者状況)においてチームが勝利する確率を、過去の試合データから算出したもの。試合開始時点では両チームともに50%の勝利確率が見込まれ、試合の進行とともにリードを奪っているチームの勝利確率が100%に近付いていく。
この勝利確率を利用し、1つ1つのプレーによる勝利確率の増減を選手ごとに合計することで、WPAは算出される。
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