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セ・リーグ球団別週間MVP DeNA山本祐大が12球団トップ!阪神と巨人のドラ1スラッガーも上昇

2024 8/27 06:00SPAIA編集部
セ・リーグ週間MVP野手インフォグラフィック,ⒸSPAIA
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ⒸSPAIA

打率.571、wRAA6.4の山本祐大

先週のセ・リーグは阪神とDeNAが4勝2敗と勝ち越し、首位・広島と2位・巨人は3勝3敗だった。首位から3位まで4ゲーム差と混戦が続いており、優勝争いは最後までもつれそうだ。

SPAIAでは8月20日から25日までのwRAAを集計。本塁打数や安打数も含めて打撃面で貢献度の高い選手を「週間MVP」として球団別に紹介する。

wRAAとは、リーグの平均的な打者が同じ打席数の場合と比べてどれだけチームの得点を増やしたかを示す指標。平均的な打者なら0となり、貢献度が高いほど数値は大きく、低ければマイナスになる。wRAAが10なら、その打者が打席に立つことで、平均的な打者より10点増えたと評価できる。

セ・リーグ週間MVPインフォグラフィック


12球団トップのwRAA6.4をマークしたのはDeNA山本祐大。出場した4試合で計14打数8安打の打率.571をマークした。22日の中日戦で4号3ラン、23日のヤクルト戦で5号2ランと2試合連発。25日のヤクルト戦では4安打を放ち、勝利に貢献した。

BCリーグ・滋賀から入団7年目の25歳。捕手として投手陣をリードしながらバットでも首脳陣の信頼を勝ち取っている。チームは現在4位だが、クライマックスシリーズ進出に導く活躍が期待される。

阪神・森下翔太、巨人・浅野翔吾、中日・宇佐見真吾も猛アピール

阪神の2年目スラッガー・森下翔太も調子を上げてきた。22打数11安打の打率5割でwRAA5.6。25日の広島戦では逆転12号3ランを放ち、首位・広島との3連戦を勝ち越しに導いた。

阪神と同じく巨人も2022年ドラフト1位が大暴れだ。高松商高から入団2年目の浅野翔吾が23打数11安打の打率.478でwRAA5.0。24日の中日戦では2号ソロを含む4安打を放ち、8月の月間打率は.400をマークしている。

2勝4敗だった中日は宇佐見真吾がwRAA2.6でチームトップだった。23日の巨人戦で1号2ランを含む2安打4打点を挙げるなど、13打数6安打の打率.462。捕手として木下拓哉と併用されている中、バットでアピールしている。

広島・坂倉将吾は攻守で貢献、ヤクルト西川遥輝も存在感

首位・広島は坂倉将吾が22打数8安打の打率.364でwRAA2.4。14日のDeNA戦から9試合連続安打と好調をキープしている。捕手と一塁の併用で守備の負担も軽くないだけに、攻守で貢献度は高い。

最下位のヤクルトは西川遥輝がwRAA2.0でチームトップだった。スタメンを外れる試合も増えているものの、計8打数5安打3四球。24日のDeNA戦では1番としてマルチ安打を放って勝利に貢献した。

各チームとも残り30試合前後となり、今後はトーナメント同然の負けられない戦いが続く。加えて、タイトルを争う選手にとっては最後の追い込みができるかどうか正念場だ。好調選手にはバットでチームを勢い付ける活躍が期待される。

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