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中日ドラゴンズ2024年新加入選手と退団選手 中田翔、中島宏之らベテラン筆頭に自由契約組から5名の野手を獲得

2024 1/17 06:00SPAIA編集部
中田翔,ⒸSPAIA
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ⒸSPAIA

2年連続最下位から這い上がれるか

立浪和義監督就任2年目の2023年、前年最下位からの逆襲を目指した中日だったが、最終的には56勝82敗5分で2年連続の6位。前年よりも負け越しが増え、勝率を落とす結果に終わった。

3年連続最下位だけは避けなければならない2024年。4年ぶりのAクラス入り、13年ぶりのリーグ優勝に向けて今オフの動きは例年以上に活発なものとなった。

新加入選手は以下の通り。

【外国人】
アレックス・ディッカーソン外野手(33)アメリカ独立リーグ
クリスチャン・ロドリゲス内野手(21)※育成契約
カルロス・モニエル外野手(22)※育成契約

【現役ドラフト】
梅野雄吾投手(24)ヤクルト

【他球団戦力外・自由契約】
中島宏之内野手(41)巨人
山本泰寛内野手(30)阪神
中田翔内野手(34)巨人
上林誠知外野手(28)ソフトバンク
板山祐太郎外野手(29)阪神

【ドラフト】
1位:草加勝投手(22)亜細亜大
2位:津田啓史内野手(21)三菱重工East
3位:辻本倫太郎内野手(22)仙台大
4位:福田幸之介投手(18)履正社高
5位:土生翔太投手(22)茨城アストロプラネッツ
6位:加藤竜馬投手(24)東邦ガス
育成1位:日渡騰輝捕手(19)茨城アストロプラネッツ
育成2位:菊田翔友投手(20)愛媛マンダリンパイレーツ
育成3位:尾田剛樹外野手(23)栃木ゴールデンブレーブス
育成4位:川上理偉内野手(22)大分B‐リングス

何と言っても目を引いたのが、自由契約となった大物の積極補強だろう。中島宏之や上林誠知、山本泰寛、板山祐太郎といった4名の野手を一気に獲得したのに加え、12月には巨人を退団した中田翔の獲得も発表。新外国人選手も含め6名(育成除く)の野手をドラフト以外のところから招き入れた。

中田・中島・山本は右打ちの内野手で、上林・板山・ディッカーソンは左打ちの外野手。さらにドラフトでも2位で社会人から津田啓史、3位で大卒の辻本倫太郎と右の内野手を上位で獲得しており、彼らには得点力不足の打破が期待される。何人が開幕スタメンに食い込み、そのまま主力として定着することができるか。その数によってチーム浮上の可能性も大きく変わってきそうだ。

一方の投手もドラフト1位で亜細亜大の草加勝を指名。球団も試合を作る能力を高く評価しているだけに、早くからローテーションに入っての活躍に期待がかかっていたが、新人合同自主トレで右肘の故障が発覚し早々に離脱となってしまった。

また、現役ドラフトではヤクルトから梅野雄吾を獲得。投打は違えど昨年の細川成也のように、現役ドラフトでの移籍をキッカケに大ブレイクとなるか。こちらも注目だ。

ベテラン4名が引退

一方、退団選手は以下の通りとなっている。

【外国人】
ジャリエル・ロドリゲス投手(26)
アリスティデス・アキーノ外野手(29)
ソイロ・アルモンテ外野手(34)

【現役ドラフト】
鈴木博志投手(26)オリックス

【引退】
谷元圭介投手(38)日本ハム打撃投手
大野奨太捕手(36)中日二軍捕手コーチ
福田永将内野手(35)中日二軍打撃コーチ
堂上直倫内野手(35)中日一軍内野守備走塁コーチ

【戦力外】
岡野祐一郎投手(29)
松田亘哲投手(26)現役引退
溝脇隼人内野手(29)
伊藤康祐外野手(23)

※記事内のドラフト指名選手に誤りがありました。お詫びして訂正いたします。


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