中川颯、堀岡隼人、九鬼隆平も獲得
2023年は3位に終わったDeNA。三浦大輔監督就任4年目となる2024年に目指すのは優勝しかないだろう。
今オフ、ポスティングシステムでメジャー移籍を目指している今永昇太がカブスと合意したと報じられており、3度の2桁勝利を挙げた64勝左腕が抜ける。トレバー・バウアーもメジャー復帰希望が伝えられており流動的。その穴を埋めるべく積極的に補強した。新加入選手は以下の通りとなっている。
【外国人】
ローワン・ウィック投手(31)ブルージェイズ傘下3A
アンソニー・ケイ投手(28)アスレチックス傘下3A
アンドレ・ジャクソン投手(27)パイレーツ
ウィルニー・モロン投手(23)ロッキーズ傘下 ※育成契約
アレクサンダー・マルティネス投手(21)※育成契約
【現役ドラフト】
佐々木千隼投手(29)ロッテ
【他球団戦力外】
森唯斗投手(32)ソフトバンク
中川颯投手(25)オリックス
堀岡隼人投手(25)巨人 ※育成契約
九鬼隆平捕手(25)ソフトバンク ※育成契約
【ドラフト】
1位:度会隆輝外野手(21)ENEOS
2位:松本凌人投手(22)名城大
3位:武田陸玖投手(18)山形中央高
4位:石上泰輝内野手(22)東洋大
5位:石田裕太郎投手(21)中央大
6位:井上絢登外野手(23)四国IL・徳島
育成1位:高見澤郁魅内野手(17)敦賀気比高
育成2位:清水麻成投野手(18)樹徳高
育成3位:小笠原蒼内野手(18)京都翔英高
育成4位:庄司陽斗投手(22)青森大
育成5位:近藤大雅捕手(18)専大北上高
世間をアッと驚かせたのが11月17日だった。前ソフトバンクの森唯斗、前巨人の堀岡隼人、前オリックスの中川颯の3投手獲得を同時に発表。森は10月22日にソフトバンク戦力外が発表されてから去就が注目されていたが、電光石火の獲得決定にDeNAの熱意が浮き彫りになった。
言うまでもなく、今オフの新加入選手の中で実績は断トツだ。2018年に最多セーブに輝くなど通算25勝27敗127セーブ105ホールド。先発転向した2023年は6試合登板に終わったが、年齢も32歳とまだまだ活躍が見込める。年俸は4億6000万円から5000万円(いずれも推定)に大幅ダウンし、本人の意気込みも相当だろう。
また、同じソフトバンクから九鬼隆平も獲得。秀岳館高時代から強打の捕手として注目され、プロでは実績を残せていないが、正捕手を固定できていないDeNAに新風を吹き込むか。
現役ドラフトでは佐々木千隼を獲得。2016年ドラフト外れ1位で5球団競合した右腕は、2021年に54試合登板して8勝1敗1セーブ26ホールドを挙げた実績を持つ。ドラフト会議では抽選で外したDeNAにとって7年越しの獲得でもある。
新助っ人のローワン・ウィックはメジャー通算146試合で6勝10敗20セーブを挙げている右腕。リリーフ陣の一角として期待されている。