外国人選手を5人中4人入れ替え
2023年はリーグ3連覇を果たした2018年以来のAクラスとなる2位に入った広島。新井貴浩新監督は下馬評が低かった中、球団では3位だった1994年の三村敏之監督以来となる新人監督としてのAクラス入りを果たした。
今オフはリーグ2位の打率.305をマークした西川龍馬がオリックスへFA移籍。5年ぶりとなるリーグ優勝を狙う2024年シーズンに向け、外国人選手を5人中4人入れ替えるなど積極的な補強を行っている。新加入選手は以下の通り。
【外国人】
トーマス・ハッチ投手(29)パイレーツ
テイラー・ハーン投手(29)ロイヤルズ
マット・レイノルズ内野手(33)レッズ3A
ジェイク・シャイナー内野手(28)マリナーズ3A
【現役ドラフト】
内間拓馬投手(27)楽天
【FA人的補償】
日高暖己投手(19)オリックス
【ドラフト】
1位:常廣羽也斗投手(22)青山学院大
2位:高太一投手(22)大阪商業大
3位:滝田一希投手(22)星槎道都大
4位:仲田侑仁内野手(18)沖縄尚学高
5位:赤塚健利投手(22)中京学院大
育成1位:杉田健投手(22)日本大学国際関係学部
育成2位:佐藤啓介内野手(22)静岡大
育成3位:杉原望来投手(18)京都国際高
トーマス・ハッチは最速157キロの速球にチェンジアップ、カットボールを操る右腕。メジャー通算で39試合に登板し、4勝4敗、防御率4.96の成績。2023年はブルージェイズとパイレーツでプレーし、18登板、1勝1敗、防御率4.08だった。
テイラー・ハーンは最速160キロの速球が武器の左腕。2019年にレンジャーズでメジャーデビューし、メジャー通算101登板で12勝15敗1セーブ、防御率5.35の成績を残している。ハッチは先発、ハーンは中継ぎとして起用される見込みだ。
マット・レイノルズは内野全ポジションを守るユーティリティープレーヤーで、メジャー通算225試合に出場し、打率.229、7本塁打、42打点をマーク。ジェイク・シャイナーはメジャー未経験ながらマイナーでは通算659試合に出場して打率.262、102本塁打、439打点の成績。一塁と三塁、外野も守る。ともに主軸として西川の穴を埋める活躍が期待される。
現役ドラフトで獲得した内間拓馬は、宜野座高から亜細亜大を経て2020年ドラフト4位で楽天に入団。1年目に11試合、2年目に1試合に登板したが、2023年は一軍登板なしに終わっている。
また、西川のFA移籍に伴う人的補償で高卒2年目を迎える日高暖己も獲得。ルーキーイヤーは二軍で12試合に登板(先発は1試合)して1勝1敗、防御率3.15の好成績を残していた。