マチャド、鈴木博志、吉田輝星ら獲得
2023年にパ・リーグ3連覇を達成したオリックス。阪神との日本シリーズには敗れたものの第7戦までもつれ込む熱い戦いで、日本中を感動させた。
今オフは大エースの山本由伸がドジャースに移籍し、11勝を挙げた山﨑福也も日本ハムへFA移籍。4連覇を狙う2024年シーズンに向け、大幅な戦力ダウンを少しでも和らげるため積極的に補強した。新加入選手は以下の通りとなっている。
【FA】
西川龍馬内野手(29)広島
【外国人】
アンドレス・マチャド投手(30)ナショナルズ
アンダーソン・エスピノーザ投手(25)パドレス傘下3A
ルイス・カスティーヨ投手(28)ロッテ
コーディ・トーマス外野手(29)アスレチックス
【トレード】
吉田輝星投手(22)日本ハム
【現役ドラフト】
鈴木博志投手(26)中日
【他球団戦力外】
香月一也内野手(27)巨人
木下元秀外野手(22)広島
井口和朋投手(30)日本ハム
【ドラフト】
1位:横山聖哉内野手(18)上田西高
2位:河内康介投手(18)聖カタリナ高
3位:東松快征投手(18)享栄高
4位:堀柊那捕手(18)報徳学園高
5位:高島泰都投手(24)王子
6位:古田島成龍投手(24)日本通運
7位:権田琉成投手(23)TDK
育成1位:寿賀弘都投手(18)英明高
育成2位:大江海透投手(23)九州アジアリーグ・福岡
育成3位:宮國凌空投手(18)東邦高
育成4位:芦田丈飛投手(23)BCリーグ・埼玉
育成5位:河野聡太内野手(23)四国IL・愛媛
最大の補強は西川龍馬だろう。2023年はリーグ2位の打率.305をマークしたバットコントロールの持ち主で、通算821試合で815安打、打率.299。2019年に16本塁打、64打点を挙げるなどパンチ力もある。京セラドームに程近い大阪市港区出身の巧打者が、敦賀気比高の先輩でもある吉田正尚がつけていた背番号7を受け継ぎ、オリックス打線の中軸を担う。
アンドレス・マチャドはベネズエラ出身で、メジャー通算137試合登板、7勝3敗18ホールド、防御率4.48。身長185センチ、体重105キロの大型右腕だ。
また、現役ドラフトでは2018年に53試合登板、4勝6敗4セーブ12ホールドを挙げた実績を持つ中日・鈴木博志を獲得。日本ハムからは黒木優太との交換トレードで高校時代に「金農旋風」を巻き起こした吉田輝星を獲得した。
いずれもどこまで戦力として機能するか未知数な部分もあるが、少しでも山本由伸の穴をカバーする活躍が期待される。