阪神・髙橋遥人は「球界のエースになれるポテンシャル」
プロ野球OBの糸井嘉男氏が2024年に飛躍が期待される選手を両リーグから1人ずつ選出した。セ・リーグは阪神・髙橋遥人投手(28)。2022年から2年間はケガのため1試合も登板していないが、左腕の回復次第で“アレンパ”に太鼓判を押した。
糸井氏は「ケガの回復次第ですけど、彼が1年間フルに働けば、間違いなく“アレンパ”しますね。彼の右に出る投手はいないくらい凄い」と流行語大賞にも選ばれた「アレ」と「連覇」を掛け合わせて絶賛した。
髙橋は常葉橘高から亜細亜大を経て2017年ドラフト2位で阪神に入団したサウスポー。ゆったりしたフォームから手元で伸びるストレートを武器に、通算44試合に登板して14勝を挙げている。
左肩などに不安を抱えているためシーズンを通して活躍したことがなく、2019年の19試合登板(3勝9敗)が最多。2022年に左肘のトミー・ジョン手術、2023年には左尺骨短縮術、左肩関節鏡視下クリーニング術を受けており、ここ2年間は二軍も含めて登板がない。2023年オフの契約更改では育成契約となった。
しかし、その秘めたポテンシャルは一流プロも認めているという。糸井氏は「坂本勇人も岡本和真もみんな“えぐい”と言ってます。ケガの状況が気になるけど1年間もてばエース、なんなら球界のエースになるくらいのポテンシャルですよ」と力説する。