今年も1巡目で指名終了
プロ野球の現役ドラフトが8日、非公開で行われ、12球団が1人ずつ指名した。出場機会に恵まれない選手のために移籍を活性化しようとする試みで、昨年に続き2度目の開催。指名は昨年同様に1巡目で終了し、計12選手が他球団へ移籍することとなった。
セ・リーグでは、38年ぶり日本一に輝いた阪神がオリックス・漆原大晟投手(27)、広島は楽天・内間拓馬投手(25)、DeNAはロッテ・佐々木千隼投手(29)、巨人は阪神・馬場皐輔投手(28)、ヤクルトは巨人・北村拓己内野手(28)、中日はヤクルト・梅野雄吾投手(24)を指名した。
一方、パ・リーグでは3連覇のオリックスが中日・鈴木博志投手(26)、ロッテは西武・愛斗外野手(26)、ソフトバンクは日本ハム・長谷川威展投手(24)、楽天はDeNA・櫻井周斗投手(24)、西武は広島・中村祐太投手(28)、日本ハムはソフトバンク・水谷瞬外野手(22)を指名した。
巨人への移籍が決まった阪神・馬場は球団公式ホームページにて、以下のコメントを発表した。
「現役ドラフトで読売ジャイアンツに移籍することになり、自分にとっても凄くチャンスだと思うので、今は気持ちを切り替えて、しっかり新天地のジャイアンツでチームに貢献していきたいという思いです。
ドラフト1位で入団させていただいて、6年間、これまで阪神タイガースに育てていただき本当に感謝しています。今度はジャイアンツの一員として、伝統の一戦でタイガース相手に全力で勝負する姿をファンのみなさんに見せることができるように、頑張っていきます。これまで応援していただき、本当にありがとうございました」
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