2018年以来6年ぶりの古巣復帰
西武は7日、楽天を戦力外となった炭谷銀仁朗捕手(36)の入団会見を行った。背番号は以前に在籍していた時と同じ「27」に決まった。
「楽天を戦力外になり、(渡辺)GMからお電話をいただいた時は率直にうれしかったです」
2018年以来6年ぶりの古巣復帰となった36歳は「今日初めて、自分がライオンズにいない間に完成した新しい施設を見て、びっくりしました。特に、ライオンズトレーニングセンターは中も見ましたが、素晴らしい施設で練習環境も万全だと思いました」と練習環境の進化に驚いた様子だった。
だが、6年前と変わらずチームには、栗山巧、中村剛也の先輩コンビが今なお現役を続けている。会見中には不惑を超えた2人からのビデオメッセージも送られた。
中村「炭谷さん、戦力外おめでとうございます。そして埼玉西武ライオンズへ入団おめでとうございます。また一緒に野球やりましょうね。以上」
栗山「銀仁朗、おかえり。野球選手として、FAしてトレードもして古巣に帰ってくるっていうね、フルコースみたいな形でライオンズに帰ってきましたね。僕たちも選手みんなもすごく楽しみにしていますし、ジャイアンツとイーグルスで学んだことを、僕も教えてほしいし、色んな選手にもまた野球を教えてあげてください」
獅子の「骨と牙」、40歳コンビから熱いエールをもらった、チーム3番目の年長者となるベテラン捕手は「コーチではなく選手として戻ってきましたので、キャッチャーとして戦力になりたいという気持ちが強いです。年齢、立場、役割などいろいろと求められるものはあると思いますが、キャッチャーとして143試合臨めるようにがんばります」と正捕手争いに闘志を燃やしていた。
平安高(現龍谷大平安高)から2005年高校生ドラフト1位で西武に入団した炭谷は、1年目にして開幕スタメンデビューを果たした。2018年まで13年間プレーした後、同年オフにFA権を行使して巨人へ移籍。2021年途中にトレードで楽天へ移籍した。今季は65試合に出場し、打率.221、1本塁打、10打点をマーク。通算成績は1541試合、打率.215、47本塁打、347打点。
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