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【ルーキー通信簿】DeNAはドラ3林琢真が自慢の走力発揮 ドラ1松尾汐恩は二軍でチーム二冠

2023 12/8 06:00SPAIA編集部
DeNAのルーキー通信簿,ⒸSPAIA
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一軍デビュー飾ったのは林琢真のみ

2023年のプロ野球も新人選手たちの活躍が光った。オリックスの育成4位・茶野篤政は開幕前に支配下登録され、育成出身ルーキー初の開幕スタメンを奪取。阪神のドラフト1位・森下翔太は、球団の右打者としては43年ぶりの2桁10本塁打を記録し、日本シリーズでも新人最多タイの6打点を挙げるなど、球団38年ぶりの日本一に大きく貢献した。

そこで今年の新人たちが一軍でどのような活躍を見せたのか、球団ごとにルーキーの通信簿を作成した。投手は「球威」「制球力」「奪三振」「総合」、野手は「パワー」「選球眼」「走力」「貢献度」のそれぞれ4項目について、5段階で評価している。

今回は5年ぶりに2年連続Aクラスとなる3位に入ったDeNAのルーキーたちを見ていく。

DeNAのルーキー通信簿インフォグラフィック


DeNAは昨年、支配下で5選手を指名し、一軍デビューを果たしたのはドラフト3位の林琢真のみだった。

林は開幕一軍入りを果たすと、「2番・三塁」で開幕スタメンを勝ち取った。本職の二塁のほか、遊撃も守るなど内野のユーティリティープレーヤーとして存在感を発揮。65試合に出場し、打率.206、11打点、7盗塁の成績を残した。

野手の各項目は、パワーがリーグの平均ISO(=長打率-打率:長打力を示す指標)、選球眼は同BB/K(四球と三振の割合から打者の選球眼を見る指標)、走力は同spd(走力を示す指標)、貢献度は同wRC(特定の打者が生み出した得点を示す指標)から算定している。

林はISOが.035、BB/Kは0.21で、ともにリーグ平均を下回り、パワー評価は「1」、選球眼評価は「2」と、打撃では良いところを見せられなかった。一方で、spdは4.5でリーグ平均(3.9)を上回り、走力評価は「4」と持ち味を発揮。wRCは3.8で貢献度評価は「1」だった。来季は課題の打撃を改善し、遊撃のレギュラー獲りを狙いたい。

ドラ1松尾汐恩は二軍で104試合に出場

大阪桐蔭高からドラフト1位で入団した松尾汐恩は、二軍で104試合に出場して打率.277、チームトップタイの7本塁打、チームトップの51打点とバットで結果を残した。出場こそなかったが、6月には一軍初昇格も果たし、未来の正捕手候補として上々の1年目を送った。

松尾と同じく高卒のドラフト4位・森下瑠大も二軍で9試合に登板(うち7試合で先発)して0勝1敗、防御率2.22の成績だった。一年間通して活躍できる体力を身に付け、来季はプロ初勝利を挙げたい。

即戦力として期待された2位の吉野光樹は二軍でも4登板のみで、1勝1敗、防御率11.91と不本意な1年目に。5位入団の橋本達弥は、二軍で中継ぎとして32試合に登板して4勝3敗、防御率3.00の成績だった。

2023年ドラフトでは、社会人ENEOSの渡会隆輝を3球団競合の末、獲得するなど6選手を支配下で指名したDeNA。着実に戦力を上積みし、来季こそ1998年以来のリーグ優勝を狙う。

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