村上「技術面、メンタル面、両方成長した」
プロ野球の年間表彰式「NPB AWARDS 2023 supported by リポビタンD」が28日に行われ、今季の最優秀新人選手賞(新人王)はセ・リーグが阪神・村上頌樹投手(25)、パ・リーグはオリックスの山下舜平大投手(21)に決まった。得票数はセが有効票数306中、村上が「285」で、次点は阪神・森下翔太の「10」。パは有効票数267中、山下が「241」、次点は楽天・渡辺翔太で「20」と、両リーグともに大差での選出となった。
阪神からの新人王選出は2016年の髙山俊外野手以来7年ぶり9人目。今季38年ぶりの日本一に貢献した村上は受賞を受け「チャンスはあるかなと思っていたので、獲れてよかったです」と素直な気持ちを吐露。「技術面、メンタル面、両方成長したというのがこういった賞を獲れたと思います」と胸を張った。
来季に向け「まずはしっかり体の疲れをとって、来季に向けてトレーニングをしていきたい。新人賞を獲ったことを自信にして、また防御率や最多勝などのタイトルを狙っていきたい」と力強く誓った。
村上は智弁学園高から東洋大を経て2020年ドラフト5位で阪神に入団。2年間で一軍登板はわずか2試合だったが、3年目の今季は初の開幕一軍入りを果たすと、開幕から31イニング連続無失点のセ・リーグタイ記録をマーク。一気に先発陣の中心選手へと成り上がった。最終的に10勝(6敗)を挙げ、防御率1.75で最優秀防御率に輝いた。