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広島からFA移籍の西川龍馬の人的補償は誰? オリックスのプロテクト28人を独自予想

2023 11/23 11:00SPAIA編集部
オリックスへのFA移籍が決まった西川龍馬
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ⒸSPAIA

投手は今季活躍組もプロテクト

オリックスは22日、広島から国内フリーエージェント(FA)権を行使していた西川龍馬外野手(28)の獲得を発表した。西川は旧球団である広島の年俸上位10位以内に入っていると推測されるため、広島はオリックスに対し金銭のみの補償(旧年俸の60%)、もしくは人的補償及び金銭補償(旧年俸の40%)を要求することができる。

今回は、広島が人的補償を要求した場合のオリックスのプロテクトリストを予想してみたい。オリックスは今秋のドラフトで指名した新人選手と外国人選手を除いた支配下選手の中から28人までプロテクトすることができる(育成選手は補償対象外)。ポジションごとに誰をプロテクトするのかSPAIA編集部が独自に予想した。

まずは投手。先発はポスティングでのメジャー移籍を目指す山本由伸に、山下舜平大、宮城大弥、田嶋大樹、東晃平と今季ローテーションに入っていた5人はプロテクト確実。さらに、ルーキーから今季一軍デビューを果たした曽谷龍平と齋藤響介を確保した。

中継ぎも7人。守護神の平野佳寿、今季中継ぎに回った山岡泰輔、阿部翔太、山田修義の中堅組に加え、宇田川優希、山﨑颯一郎の剛速球コンビ、今季台頭した小木田敦也をプロテクトした。

ベテラン40歳の比嘉幹貴、今季28試合登板の本田仁海、先発にも挑戦していた黒木優太らがプロテクトから漏れることになった。

【投手】14人
山下舜平大、宮城大弥、平野佳寿、曽谷龍平、山本由伸、山岡泰輔、齋藤響介、田嶋大樹、阿部翔太、小木田敦也、山田修義、山﨑颯一郎、東晃平、宇田川優希

野手は二遊間の若手と将来の主軸候補を優先

捕手は今季スタメンを分けあった若月健矢と森友哉の2人に加えて、捕手登録の頓宮裕真のレギュラー3人をプロテクト。広島捕手陣は正捕手の坂倉将吾が25歳と若く、ベテラン、若手も揃っている。質、量ともに十分なため、上記の3人が漏れていない限り人的補償で捕手を求めることはないだろう。

【捕手】3人
若月健矢、森友哉、頓宮裕真

内野手は宗佑磨、紅林弘太郎、中川圭太のレギュラー格に加えて、ベテランの安達了一、若手二遊間候補の太田椋、野口智哉、宜保翔をプロテクト。また、数少ない若手の長距離砲となるドラフト2位ルーキー・内藤鵬も確保した。西野真弘、大城滉二のベテラン勢に、今季トレード加入した廣岡大志はリスト外となった。

【内野手】8人
安達了一、宗佑磨、野口智哉、紅林弘太郎、内藤鵬、宜保翔、中川圭太、太田椋

最後に外野手。レギュラー格の杉本裕太郎、開幕スタメンを勝ち取った茶野篤政を優先的にプロテクト。さらに、打撃が魅力の高卒2年目・池田陵真も確保した。その一方、内野手を優先的に確保した影響で、福田周平、T-岡田のベテラン組や若手の杉澤龍、来田涼斗らはリスト外とせざるを得なかった。

【外野手】3人
池田陵真、茶野篤政、杉本裕太郎

今季の広島は得点(493)、失点(508)ともにリーグ5位だったため、投手、野手バランス良くプロテクトする形をとった。ただ、野手は前述したとおり内野手を厚めにプロテクトしたため、外野手のプロテクトは3人のみに。広島が人的補償を求める場合は、福田、来田涼斗、渡部遼人ら8人が漏れた外野手の中から選択する可能性が高そうだ。

今回の予想でプロテクト漏れとなった選手は以下の通り。

【投手】8名
村西良太、比嘉幹貴、前佑囲斗、本田仁海、日髙暖己、横山楓、黒木優太、漆原大晟

【捕手】2名
福永奨、石川亮

【内野手】5名
西野真弘、大城滉二、廣岡大志、山足達也、大里昂生

【外野手】8名
渡部遼人、福田周平、元謙太、杉澤龍、来田涼斗、佐野皓大、小田裕也、T-岡田

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