阪神・村上がセ・リーグ初のMVP&新人王
プロ野球の年間表彰式「NPB AWARDS 2023 supported by リポビタンD」が28日に開催され、2023年シーズンの最優秀選手(MVP)が発表。セ・リーグは阪神の村上頌樹投手(25)、パ・リーグはオリックスの山本由伸投手(25)が選ばれた。初受賞の村上は新人王との同時受賞となり、これはプロ野球史上3人目、セ・リーグでは初の快挙となった。
村上は「ほかにもすごい選手がいる中、この賞をとれたことはとても光栄。また来年も獲れるように頑張ります」と喜びを口にした。
3年目右腕は今季初めて開幕一軍入りを果たすと、開幕から31イニング連続無失点のセ・リーグタイ記録をマーク。シーズンを通して先発ローテーションの一角を担い、10勝(6敗)を挙げ、防御率1.75で最優秀防御率に輝いた。
一方の山本は受賞を受け「本当に心から嬉しく思います。また新しいステージに行くので、そこでまた活躍できるよう頑張っていこうと思います」とメジャーでの活躍も誓った。
今季も絶対的なエースとしてリーグ3連覇の原動力となった右腕は、23試合に先発、164イニングを投げ、16勝6敗、勝率.727、防御率1.21、169奪三振と圧倒的な成績を残し、前人未到の3年連続投手4冠に輝いた。さらに3年連続で沢村栄治賞とベストナインも受賞し、昨年に続き今年もタイトルを総なめした。
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