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日本ハム吉田輝星とオリックス黒木優太が交換トレード、本格派右腕同士が新天地で再出発

2023 11/24 20:44SPAIA編集部
吉田輝星と黒木優太,ⒸSPAIA
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吉田輝星「申し訳ないし、すごく悔しい」

日本ハムの吉田輝星投手(22)とオリックスの黒木優太投手(29)の交換トレード成立が24日、両球団から発表された。吉田輝星は金足農高3年夏の甲子園で準優勝。決勝では大阪桐蔭に敗れたものの秋田大会から一人で投げ、「金農旋風」を巻き起こした。

2018年ドラフト1位で日本ハムに入団し、ルーキーイヤーの6月12日・広島戦でプロ初登板初先発初勝利。しかし、その後は伸び悩み、2022年は主に中継ぎとして51試合に登板したが、今季はわずか3試合、通算でも64試合登板で3勝9敗、防御率6.23にとどまっている。

日本ハムの公式HPでは「ドラフト1位でファイターズに獲得してもらって、5年間優勝に貢献するような活躍ができず申し訳ないですし、すごく悔しいです。たくさんの方々に支えられて感謝しかありません。ファンの皆さん応援していただいて、ありがとうございました」とコメント。同じ秋田出身の中嶋聡監督の下で出直しを図る。

黒木優太「オリックスに入ることができて良かった」

一方の黒木は橘学苑高から立正大を経て2016年ドラフト2位でオリックスに入団。150キロを超える球威抜群のストレートを武器に、1年目は中継ぎで55試合に登板して6勝3敗2セーブ25ホールドの好成績を残した。

しかし、2019年にトミー・ジョン手術を受けてブランクを作り、2022年にようやく一軍復帰。今季は先発転向を目指したが、12試合登板でわずか1勝に終わった。通算では133試合で10勝11敗3セーブ47ホールドの成績を残している。コメントは以下の通り。

「突然のことで驚きましたが、必要とされた環境でプレーできるということは野球人として嬉しいことだと思いますので、今は素直に受け止めて新天地で頑張ろうという気持ちになっています。オリックスに在籍した7年間は、手術やケガでチームに貢献できなかった時期もありましたが、良い時も悪い時もいつも温かく応援してくれたファンの皆さんには感謝の気持ちしかありません。たくさんお世話になって、成長させてもらったオリックスに入ることができて本当に良かったです。ファイターズでも必要とされたところでベストパフォーマンスが出せるように頑張りたいと思います」

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