「人を楽しませる能力」も魅力の24歳
今秋のドラフトでオリックスから6位指名された日本通運の古田島成龍投手(24)が21日、入団交渉に臨み仮契約を結んだ。
取手松陽高から中央学院大、社会人・日本通運を経てプロ入りを叶えた右腕は気持ちを前面に出した投球スタイルが信条で、最速152キロの速球と鋭く落ちるチェンジアップを武器に1年目から即戦力としての活躍に期待がかかる。
恒例となった色紙には“深化”の2文字をしたため、「仮契約をしていただき、夢でもあったプロ野球の世界に入れるという実感が湧いてきました」と喜びのコメント。続けて「自分の持ち味は、強いまっすぐです。そして人を楽しませる能力もあると思っていますので、そういったところもファンのみなさんには見てほしいと思います」とキャラクター面も含めた自身の強みを発表した。
最後は「将来的には球団を代表するピッチャーを目指して、まずは1年目からチームの戦力になれるようにがんばります!」と力強く意気込んだ24歳。チームでは阿部翔太(日本生命→2020年6位)や小木田敦也(TDK→2021年7位)といったドラフト下位で指名を受けた社会人出身投手の成功例が近年目立っているだけに、古田島もその流れに続く活躍に期待したい。
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