異色の経歴持つ3人が入団内諾
今秋のドラフト会議で西武から指名を受けた四国アイランドリーグPlus・徳島インディゴソックスの宮澤太成投手(24)、シンクレア・ジョセフ・孝ノ助投手(22)、谷口朝陽選手(19)が14日、徳島市内で入団交渉に臨み、入団を内諾した。
5位で指名された宮澤は、最速155キロのストレートと鋭く落ちるフォークとのコンビネーションで高い奪三振率を誇る本格派右腕。北海道大学法学部に在籍しながら独立リーグに挑戦した、異色の経歴の持ち主でもある。
「いよいよプロ野球人生がスタートするんだと一番実感しました。自分の持ち味は強いストレートとフォークです。開幕一軍を目指しがんばります!」と意気込んだ。
育成1位で指名されたシンクレアは埼玉県吉川市出身で、日本人の母とカナダ人の父を持つハーフ。今年5月に米国のメアリー大を卒業して徳島に入団。193センチの長身から投げ下ろす最速151キロのストレートにツーシーム、スライダーを巧みに操り、ゴロを量産する左腕だ。
「少しずつですが実感が湧いてきました。自分のセールスポイントは角度のあるストレートです。目標は2024年内に一軍で登板できるようしっかり練習します」と抱負を語った。
育成2位で指名された谷口は抜群の身体能力を誇る内野手。広陵高時代は投手として3年春の県大会で背番号1をつけたが、登板は1試合のみだった。徳島に入団後も投手として最速153キロのストレートを武器に、3試合に登板して防御率9.00の成績。野手としての出場はないが、入団当初に二刀流にも挑戦し、内野守備や打撃練習にも取り組んでいた。
「これからスタートだと思うとワクワクしています。ファンの皆さまには身体能力を生かしたプレーを見ていただきたいです。まずは支配下登録を目指し、松井監督二世になれるようがんばります」とプロでの目標を掲げた。
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