シーズン100安打5度のヒットメーカーは争奪戦必至
広島は14日、西川龍馬外野手(28)が国内フリーエージェント(FA)権を行使することを発表した。
大阪市出身の西川は、福井・敦賀気比高から王子を経て2015年ドラフト5位で広島に入団。1年目から62試合に出場し打率.294を記録し、4年目の2019年には自身初の規定打席に到達した。今季は2年ぶりに規定打席に到達し、セ・リーグ2位の打率.305、9本塁打、56打点をマーク。チーム5年ぶりとなるCS進出に貢献した。
西川は昨季国内FA権を取得し、悩んだ末に今季は球団と単年契約を結んでいた。今年も申請最終日となるこの日まで悩み抜き、権利行使を決断。15日にFA宣言選手として公示され、16日から国内全球団との交渉が可能となる。
今季年俸は1億2000万円(推定)で補償が必要なBランクにあたる。天才的なバットコントロールで通算5度のシーズン100安打を記録している安打製造機の獲得をめぐって、今後複数球団による争奪戦が予想される。
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