今年新たに41人がFA権を取得
プロ野球は11月5日に日本シリーズが終了したため、本日6日からフリーエージェント(FA)権の行使期間がスタートした。期間は日本シリーズ終了翌日から7日間以内(土、日曜と祝日を除く)と規定されており、今年は11月14日まで。翌15日にFA宣言選手が公示され、16日から全球団と交渉が可能になる。
今年FA権を持っている選手は計106人で、国内FA権保有者が36人、海外FA権保有者が70人。このうち、21人が国内FA権を、20人が海外FA権を今年新たに取得した。
その顔ぶれは、今季リーグ2位となる33セーブを挙げたヤクルトの抑え・田口麗斗や、日本ハムの先発三本柱の1人である8年目左腕の加藤貴之、自己最多の11勝を挙げたオリックス・山崎福也などが国内FA権を初取得。自己最多39セーブを挙げて2年連続3度目のセーブ王に輝いた楽天・松井裕樹などが海外FA権を新たに取得した。
また、自身の不祥事により球団から無期限の公式試合出場停止処分を受けている西武・山川穂高は、登録日数が条件を満たしていなかったが、「故障者特例措置」の適用により国内FA権を取得。今後の動向が注目される。
2023年度のFA有資格選手の一覧は以下の通り。
(○は国内FA今季取得、●は国内FA取得済、☆は海外FA今季取得、★は海外FA取得済)
【阪神】2人
●:岩貞祐太
☆:梅野隆太郎
【広島】13人
○:上本崇司、中﨑翔太、磯村嘉孝
●:野間峻祥、西川龍馬
☆:田中広輔、大瀬良大地、九里亜蓮、野村祐輔
★:會澤翼、松山竜平、菊池涼介、堂林翔太
【DeNA】12人
○:石田健大、今永昇太、柴田竜拓、戸柱恭孝、西浦直亨
●:三嶋一輝
☆:宮﨑敏郎、山﨑康晃、桑原将志
★:藤田一也※、伊藤光、大田泰示
【巨人】10人
●:三上朋也
☆:鍵谷陽平、小林誠司
★:坂本勇人、丸佳浩、中田翔、菅野智之、中島宏之、長野久義、松田宣浩※
【ヤクルト】8人
○:田口麗斗
★:石川雅規、川端慎吾、青木宣親、中村悠平、山田哲人、荒木貴裕※、石山泰稚
【中日】13人
○:D.ビシエド
●:田島慎二、松葉貴大、加藤翔平
☆:高橋周平、祖父江大輔
★:大島洋平、堂上直倫※、谷元圭介※、福田永将※、大野雄大、後藤駿太、涌井秀章
【オリックス】7人
○:大城滉二、小田裕也、若月健矢、山﨑福也
☆:比嘉幹貴
★:T-岡田、安達了一
【ロッテ】9人
●:石川歩、中村奨吾、岡大海、三木亮
☆:田村龍弘
★:唐川侑己、角中勝也、益田直也、荻野貴司
【ソフトバンク】8人
○:東浜巨、武田翔太
●:森唯斗
☆:嘉弥真新也
★:今宮健太、中村晃、柳田悠岐、和田毅
【楽天】14人
○:茂木栄五郎
●:塩見貴洋
☆:岡島豪郎、松井裕樹、辛島航、則本昂大、鈴木大地
★:銀次、西川遥輝、岸孝之、島内宏明、炭谷銀仁朗、浅村栄斗、田中将大
【西武】6人
○:平井克典、山川穂高、源田壮亮
★:栗山巧、金子侑司、中村剛也
【日本ハム】4人
○:加藤貴之
●:木村文紀※
★:宮西尚生、中島卓也
※は引退を表明した選手
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