今季ブレイクの村上頌樹を初戦に抜擢
今日から甲子園球場で行われる「2023 JERAクライマックスシリーズ(CS)セ」ファイナルステージ。初戦の先発は、阪神が村上頌樹、広島は九里亜蓮と発表された。
阪神の村上は、今季は22試合に登板(救援1試合含む)して10勝6敗、防御率1.75、QS(6回以上自責点3以下)も18度記録するなど圧巻の投球で、最優秀防御率のタイトルを獲得した。
広島戦は3試合に先発して2勝1敗、防御率2.53、奪三振率7.17、与四球率0.42をマーク。被打率も.211に抑えているが、野間峻祥に9打数4安打、小園海斗に9打数3安打1本塁打と、左打者に打たれる傾向にあった。
ただ、聖地・甲子園では7試合に先発して3勝3敗ながら防御率1.49、全試合でQSを記録するなど、抜群の投球内容を見せている。
プロ3年目にして初のCS登板で“開幕投手”に抜擢された。短期決戦でもレギュラーシーズン同様、持ち前の制球力を生かした安定感抜群の投球でチームに勝利をもたらすことができるか。
阪神戦防御率2.61の九里亜蓮が先陣
一方、広島先発の九里は、今季26試合に先発して8勝8敗、防御率2.53、QSは16度記録するなど安定した投球を見せていた。DeNAと戦ったCS1stステージでも延長10回に6番手として登板。1.2回23球を投げて2安打無失点に抑えていた。そこから中3日で今日は先発のマウンドに上がる。
阪神戦には今季5試合に登板して、0勝2敗ながら防御率2.61、奪三振率7.55、与四球率5.52の投球内容。敵地でも2試合に登板、計14.2イニングを投げて10奪三振5失点と相性は悪くない。
リーグ優勝した阪神に1勝のアドバンテージで始まるCSファイナルステージ。初戦からアクセル全開で勝利をもぎ取るために、今季最多先発のタフネス右腕が先陣を切る。
パ・リーグのCSファイナルSの予告先発は以下の通り。
【パ・リーグ】
オリックス・山本由伸-ロッテ・美馬学(京セラドーム大阪)
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