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オリックス山本由伸が3年連続15勝か、西武・隅田知一郎が「10勝カルテット」完成させるか

2023 9/24 11:00SPAIA編集部
オリックス山本由伸と西武・隅田知一郎のインフォグラフィック

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ダルビッシュ以来14年ぶりの3年連続15勝を狙う山本由伸

オリックス山本由伸と西武・隅田知一郎のインフォグラフィック


オリックスの山本由伸が24日の西武戦(京セラドーム大阪)に先発する。

今季は21試合で14勝6敗、防御率1.32。現在、勝利数と防御率はリーグトップ、148奪三振はロッテ種市篤暉(153奪三振)に次ぐ2位、勝率.700はチームメイト宮城大弥の.714に次ぐ2位(最高勝率は13勝以上が条件だが宮城は10勝)となっており、前人未踏の3年連続投手4冠を視界に捉えている。

勝てば2007~09年のダルビッシュ有(当時日本ハム)以来14年ぶり、球団では1976~79年に4年連続で達成した山田久志(当時阪急)以来44年ぶりの3年連続15勝となる。

西武戦は4試合で2勝1敗、防御率1.78。7月8日には9回5安打1失点で完投勝利を挙げるなど封じ込んでいる。

9月9日のロッテ戦では昨年6月18日に続いて自身2度目のノーヒットノーラン。2年連続の達成は1936・37年の沢村栄治(巨人)、1940・41年の亀田忠(巨人)に続いて82年ぶり3人目の快挙だった。

リーグ3連覇に大きく貢献し、記録づくめのシーズンとなっている山本。メジャー挑戦も噂される日本球界最高の右腕がどこまで数字を伸ばすか注目される。

自身初、球団4人目の2桁勝利を狙う隅田知一郎

一方の西武は隅田知一郎が先発。西日本工業大からドラフト1位で入団して2年目の左腕は、今季20試合で9勝8敗、防御率3.31の成績を残している。

ルーキーイヤーは防御率3.75ながら1勝に終わったが、今季は白星が先行。平均145.9キロのストレートと同115.5キロのカーブは約30キロのスピード差があり、チェンジアップやフォークは被打率1割台と大きな武器になっている。

ただ、オリックス戦は2戦2敗で防御率8.44。5月5日は4.2回10安打6失点、8月24日は6回7安打4失点と相性が悪い。

相手先発が山本ということを考えると先制点は厳禁。まずは立ち上がりを無失点に切り抜けることが重要だろう。

勝てば自身初、球団では今井達也、髙橋光成、平良海馬に続いて4人目の2桁勝利。球界の大エースに投げ勝って「10勝カルテット」を完成させれば1勝以上の価値がある。

その他の試合の予告先発は以下の通り。

【パ・リーグ】
楽天・岸孝之-荘司康誠-日本ハム・加藤貴之(楽天モバイル)
ロッテ・佐々木朗希-ソフトバンク・石川柊太(ZOZOマリン)

【セ・リーグ】
DeNA・今永昇太-巨人・戸郷翔征(横浜)
中日・柳裕也-阪神・才木浩人(バンテリンドーム)
広島・九里亜蓮-ヤクルト・小川泰弘(マツダスタジアム)

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