前回のリベンジ期す平良海馬
ベルーナドームで行われる5位・西武と2位・ロッテの21回戦。クライマックスシリーズ進出へわずかながら望みを残す西武は、平良海馬が先発する。
今季ここまで21試合に先発して10勝7敗、防御率2.30、QS(6回以上自責点3以下)は17度記録と、ここまで安定感抜群の投球を見せている。前回先発した16日のロッテ戦(ベルーナドーム)では、6回100球を投げて6安打6奪三振5失点(自責は4)と乱調。4試合ぶりに黒星を喫した。
そこから中6日で同じくロッテ打線に相対する右腕は、「先週と同じ対戦になりますが、偏りがないように攻めていきたいです」と意気込んだ。
ロッテ戦には今季5試合に登板して2勝3敗、防御率3.00の成績。奪三振率8.73、与四球率1.91、被本塁打は3本と内容は悪くない。ただ、中村奨吾に11打数4安打2本塁打、ポランコは11打数2安打に抑えているが、前回対戦で手痛い一発を浴びた。主軸との対戦では慎重なピッチングを心がけたい。
平良は現在リーグ3位の144奪三振をマーク。同1位の種市篤輝(ロッテ)を9個差で追う中、「勝つために三振をとりに行きたいと思いますし、先発としてしっかり投げたいです」と意欲を見せた。今日もチームの勝利のために、三振を積み上げる。
2戦連続KO中のメルセデス
一方、ロッテのメルセデスはここまで救援2試合を含め20試合に登板して4勝7敗1セーブ、防御率3.39、QSは9度記録しているが、ここ2試合は5回を持たずに降板。8日に出場選手登録を抹消された。
その後、二軍で15日の西武戦(カーミニーク)に先発し、5回61球を投げて6安打3失点だった。そこから中7日で今日の登板に臨む。
西武戦には今季4試合に登板して0勝2敗ながら、防御率1.74、被本塁打0と相性は良い。ただ、今季対右には被打率.271、被本塁打5本と打たれている。中村剛也、マキノン、外崎修汰ら西武打線は主軸に右打者が多いだけに、油断はできないだろう。
チームは現在CS争いの真っ只中。3位ソフトバンクとは1ゲーム差、4位・楽天とも3ゲーム差に迫られている。2戦連続でKOされている助っ人左腕が得意の西武戦でチームに勝利をもたらす投球ができるか注目だ。
その他の試合の予告先発は以下の通り。
【パ・リーグ】
楽天・岸孝之-日本ハム・上沢直之(楽天モバイル)
ソフトバンク・森唯斗-オリックス・田嶋大樹(PayPayドーム)
【セ・リーグ】
巨人・菅野智之-広島・森下暢仁(東京ドーム)
ヤクルト・E.ロドリゲス-阪神・大竹耕太郎(神宮)
DeNA・濵口遥大-中日・髙橋宏斗(横浜)
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