7年目の今季2勝3敗の藤平尚真
楽天・藤平尚真が22日の日本ハム戦(楽天モバイル)に先発する。横浜高からドラフト1位で入団して7年目の今季は9試合で2勝3敗、防御率3.91。クライマックスシリーズ進出を狙うチームにとって落とせない一戦で先発を任された。
身長185センチの恵まれた体格を誇る右腕はポテンシャルを高く評価されてきたが、高卒ルーキーで3勝で挙げた2017年、4勝を挙げた2018年以降は伸び悩んだ。背番号19から46に変更した昨季、3年ぶりの白星で復活の狼煙を上げたものの、かつての輝きを取り戻したとまでは言えない。
今季は登録と抹消をを繰り返しながら二軍でも8試合に登板。2勝1敗、防御率1.86と一定の結果を残している。チームのCS進出はもちろんだが、自身のアピールのためにも1試合も無駄にはできない。来季につなげる力投が期待される。
5カ月ぶり一軍登板の金村尚真
一方、日本ハムの先発は金村尚真。岡山学芸館高から富士大を経てドラフト2位で入団したルーキーだ。
今季は4月に一軍で3試合に登板し、プロ初勝利を含む1勝1敗、防御率2.45。プロ初登板は4月2日の楽天戦で6回2安打2四球6奪三振1失点(勝ち負けつかず)だった。4月19日に抹消されてから右肩痛で戦列を離れていたが、7月に復帰して以降は二軍で6試合に登板、防御率3.13の成績を残している。
身長176センチと上背はないものの、オーバースローからキレのいいストレートと多彩な変化球を駆使。大学通算25勝の原動力となった抜群のコントロールで奪三振率も高い。
昨季に続いて最下位に低迷する日本ハムは、来季の巻き返しに向けて投手は一人でも多い方が心強いだろう。5カ月ぶりの一軍マウンドで新庄剛志監督を喜ばせる好投を見せられるか。
その他の試合の予告先発は以下の通り。
【セ・リーグ】
ヤクルト・高橋奎二-阪神・才木浩人(神宮)
DeNA・平良拳太郎-中日・仲地礼亜(横浜)
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