自身初2ケタに王手の大竹耕太郎

甲子園で行われている首位・阪神と2位・広島の直接対決3連戦。阪神が先勝して迎える第2戦の先発は大竹耕太郎と森下暢仁と発表された。
阪神の大竹は今季ここまで17試合に先発して9勝2敗、防御率2.27、QS(6回以上自責点3以下)は10度記録と、安定したピッチングを見せている。ただ、前回登板した8月30日のDeNA戦(甲子園)では、5.2回84球を投げて6安打4失点で、6月10日以来の2敗目を喫した。そこから中9日空けて今日の登板を迎える。
広島戦には今季5試合に登板して4勝0敗、防御率0.76と抜群の相性を誇る。ただ油断は禁物。西川龍馬に16打数7安打、野間峻祥に10打数4安打と打ち込まれている打者もいるだけに、細心の注意を払う必要があるだろう。
自身初の2ケタ勝利に王手をかけているが、7月5日の広島戦で完封勝利を挙げて以来、5戦連続で6回を投げ切れていない。得意の広島戦で久しぶりに先発としての役割を果たし、10勝目を手にすることができるか。
今季虎戦未勝利も防御率1.80の森下暢仁
一方、広島先発の森下はここまで16試合に先発して8勝3敗、防御率2.27、QSも14度記録と、安定感抜群の投球を披露している。前回登板した2日の中日戦(マツダスタジアム)では、9回116球を投げて7安打1失点の快投で今季2度目の完投勝利を挙げた。そこから中6日で今日の登板に臨む。
阪神戦には今季3試合に登板して、0勝2敗ながら防御率1.80と相性は悪くない。ただ、中野拓夢には10打数6安打、大山悠輔には8打数3安打と打たれているだけに、今日の対戦でも要注意だろう。
チームは昨日の敗戦で9ゲーム差と虎の背中が遠のいた。かすかに残る優勝への望みをつなげるためにも、右腕の投球に大きな期待がかかる。
その他の試合の予告先発は以下の通り。
【セ・リーグ】
巨人・菅野智之-中日・髙橋宏斗(東京ドーム)
DeNA・石田健大-ヤクルト・小川泰弘(横浜)
【パ・リーグ】
日本ハム・加藤貴之-西武・隅田知一郎(エスコンF)
ロッテ・美馬学-オリックス・山本由伸(ZOZOマリン)
ソフトバンク・和田毅-楽天・田中将大(PayPayドーム)
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