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11勝のDeNA東克樹と10勝の巨人・戸郷翔征が最多勝とチームのCS進出をかけて激突

2023 9/1 11:00SPAIA編集部
DeNA東克樹と巨人・戸郷翔征のインフォグラフィック
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ⒸSPAIA

抜群の制球力で与四球率0.94の東克樹

DeNA東克樹と巨人・戸郷翔征のインフォグラフィック


ハーラーダービートップを走っているDeNA東克樹が1日の巨人戦(横浜)に先発する。

今季は18試合登板で11勝2敗、防御率2.09の好成績。最多勝だけでなく、現在リーグ3位の防御率のタイトルも狙える位置につけている。

巨人戦は5試合に登板して2勝2敗、防御率2.76。直近では8月11日に先発して8回2失点で勝ち投手になっている。

好成績をもたらしている最大の要因は抜群のコントロールだ。125イニングを投げて与四球はわずか13。与四球率は0.94で規定投球回に到達している投手の中ではトップとなっている。

立命館大からドラフト1位で入団し、新人王に輝いた2018年に挙げた自己最多の11勝に並んでいる東。相手先発は10勝を挙げている戸郷翔征だけに、チームのクライマックスシリーズ進出のため、そして自身の初タイトルのために負けるわけにいかない。

DeNA戦で1完封を含む3勝を挙げている戸郷翔征

一方の戸郷翔征も今季は19試合登板で10勝4敗、防御率2.73をマーク。昨季、最多奪三振に輝いた右腕が最多勝を視界に捉えている。

DeNA戦は5試合で3勝2敗、防御率1.17。5月24日の対戦では5安打6奪三振で完封勝利を挙げている。

平均145.4キロのストレートにフォークとスライダーの3球種で全体の9割以上を占める。ボールのキレとフォークの落差が生命線だ。

チームは現在4位だが、クライマックスシリーズに向けてこれからが正念場。新エースとして意地の好投を見せ、最多勝争いでも東に並びたい。

その他の試合の予告先発は以下の通り。

【セ・リーグ】
ヤクルト・E.ロドリゲス-阪神・村上頌樹(神宮)
広島・玉村昇悟-中日・仲地礼亜(マツダスタジアム)

【パ・リーグ】
日本ハム・上沢直之-オリックス・山﨑福也(エスコンF)
西武・平良海馬-ソフトバンク・石川柊太(ベルーナドーム)
ロッテ・美馬学-楽天・岸孝之(ZOZOマリン)

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