オリ戦今季初勝利目指す今井達也

ベルーナドームで行われている5位・西武と首位オリックスの3連戦。オリックスが先勝して迎える第2戦の先発は今井達也と山本由伸。今季初の同学年右腕対決となった。
西武先発の今井は今季ここまで13試合に先発して7勝3敗、防御率2.51、QS(6回以上自責点3以下)も10度と安定感のある投球を見せている。前回登板した16日の楽天戦(ベルーナドーム)では、9回121球を投げて6安打1失点で今季2度目の完投勝利をあげた。そこから中6日で今日の登板に臨む。
オリックス戦には今季2試合に登板して0勝1敗、防御率4.15と相性はあまりよくない。ただ、前回対戦(5日、ベルーナドーム)では8回125球6安打2失点と好投。黒星こそ喫したが、十二分に先発としての務めを果たしていた。
7月の月間MVPに輝いた右腕は、8月も2試合17イニングを投げて防御率1.59。現在6試合連続HQS(7回以上自責点2以下)と絶好調だ。今日の登板でもクライマックスシリーズ進出へ正念場を迎えているチームを鼓舞する快投を見せられるか。
前回対戦で完封勝利の山本由伸
一方、オリックス先発の山本由伸はここまで17試合に先発してリーグトップの11勝(5敗)を挙げ、同1位の防御率1.50、QSも15度記録するなど、今季も圧倒的なピッチングを見せている。
ただ、前回登板した16日のソフトバンク戦(京セラドーム大阪)では、味方のエラーもあり4回までに3失点(自責は0)。鷹打線の粘り強い攻撃に球数もかさみ、5回110球7安打3四球で降板し、3試合ぶりの黒星を喫した。そこから中6日で今日の登板に臨む。
西武戦には今季3試合登板して1勝1敗、防御率2.31。絶対的エースにしては物足りない数字だが、前回7月8日(ほっともっと神戸)の対戦では9回125球5安打13奪三振で完封しており、不安はない。
チームは現在1分けを挟み4連勝中で2位ロッテと7.5ゲーム差と独走状態。エースの快投でさらに連勝を伸ばし、勝利のバトンをつなぐことができるか。
その他の試合の予告先発は以下の通り。
【パ・リーグ】
日本ハム・C.ポンセ-楽天・松井友飛(エスコンF)
ロッテ・中森俊介-ソフトバンク・有原航平(ZOZOマリン)
【セ・リーグ】
巨人・F.グリフィン-ヤクルト・小川泰弘(東京ドーム)
DeNA・濵口遥大-広島・大瀬良大地(横浜)
阪神・大竹耕太郎-中日・小笠原慎之介(甲子園)
【関連記事】
・パ・リーグ球団別週間MVP ロッテ藤岡裕大が3試合でマルチ安打 ソフトバンク今宮健太も上昇気配
・オリックスが接戦に強いワケ、6試合でわずか9得点でも4勝1敗1分け
・オリックス山本由伸、前人未踏の3年連続投手4冠、沢村賞、MVPの可能性も