二軍で6勝1敗、防御率2.52の曽谷龍平

パ・リーグ首位を走るオリックスはルーキー左腕の曽谷龍平が12日の楽天戦(楽天モバイル)に先発する。
一軍では5試合登板で勝ち星なしの2敗、防御率7.20だが、6月15日に二軍落ちしてからはファームで実戦登板を重ねてきた。二軍では13試合で6勝1敗、防御率2.52の好成績。約2カ月ぶりの一軍マウンドで成長した姿を見せたい。
楽天戦は初登板だが、白鴎大からドラフト1位で入団した曽谷と、立教大からドラフト1位で入団した相手先発の荘司康誠は同い年。荘司はすでにプロ初勝利を挙げており、同じドラ1として負けたくない気持ちは強いだろう。
リーグトップのチーム打率と総得点を誇る強力打線に離脱していた森友哉が復帰し、味方の援護も期待できる。プロ初勝利を挙げ、優勝に向かって突き進むチームに少しでも貢献したい。
フォークの空振率21.8%、被打率.119の荘司康誠
楽天先発の荘司康誠は12試合登板で1勝3敗、防御率2.88。まだ1勝とはいえ、68.2イニングを投げており、1年目としては合格点の成績だろう。
特に7月は3試合に登板して防御率1.40、前回8月2日のオリックス戦も5回1失点とここ最近は安定感を増している。
189センチの長身から投げ下ろすストレートは平均148.1キロで球威があり、フォークは空振率21.8%、被打率.119と大きな武器になっている。しっかりコントロールできればオリックス打線にも十分通用するはずだ。
チームは現在4位でクライマックスシリーズ進出を考えれば負けられない一戦。ルーキー同士の投げ合いに注目だ。
その他の試合の予告先発は以下の通り。
【セ・リーグ】
巨人・山﨑伊織-DeNA・平良拳太郎(東京ドーム)
中日・髙橋宏斗-広島・森下暢仁(バンテリンドーム)
阪神・青柳晃洋-ヤクルト・サイスニード(京セラD大阪)
【パ・リーグ】
ロッテ・C.C.メルセデス-西武・松本航(ZOZOマリン)
ソフトバンク・高橋礼-日本ハム・伊藤大海(PayPayドーム)
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