2年連続2ケタに到達した戸郷翔征

東京ドームで行われている4位・巨人と首位・阪神の「伝統の一戦」。阪神の連勝で迎える第3戦の先発は戸郷翔征と才木浩人と発表された。
巨人先発の戸郷は今季ここまで16試合に先発してリーグトップの10勝(2敗)を挙げ、防御率2.43、QS(6回以上自責点3以下)は11度記録するなど、エースとして安定した投球を見せている。
前回登板した3日のヤクルト戦(東京ドーム)では9回5安打10奪三振1失点、自己最多149球の熱投で、2年連続となる2ケタに到達した。そこから中6日で今日の登板に臨む。
阪神戦には今季4試合に先発して3勝無敗、防御率3.18の成績。ただ、被打率は.241で、近本光司には14打数6安打1本塁打、木浪聖也には11打数6安打と打ち込まれており、今日の対戦でも警戒する必要があるだろう。
チームは首位・阪神に連敗でゲーム差は10にまで広がった。3タテ阻止へ、新エースが今日も熱い投球でチームを勝利へ導くことができるか。
前回対戦の雪辱期す才木浩人
一方、阪神先発の才木はここまで14試合に先発して5勝5敗、防御率2.21、QSは8記録と安定感のある投球を見せていた。ただ、7月27日の巨人戦(甲子園)で4.2回105球を投げて自己ワーストの7失点でKO。今季3度目の二軍落ちとなった。
二軍では3日にウエスタン・リーグの中日戦(バンテリンドーム)に先発。3回36球を投げて6三振を奪うなど、打者9人をパーフェクトに抑えた。そこから中6日で今日の登板を迎える。
巨人戦には今季3試合に登板して、1勝1敗、防御率3.12と相性はまずまず。岡本和真を8打数無安打4奪三振と完ぺきに抑えている一方、秋広優人は7打数3安打2本塁打と苦手としているだけに、今日の対戦でも要注意だ。
前回対戦のリベンジを期す7年目右腕。同じマッチアップとなる戸郷に投げ勝ち、6月11日の日本ハム戦(エスコンF)以来、約2か月ぶりの白星を手に入れられるか注目だ。
その他の試合の予告先発は以下の通り。
【セ・リーグ】
ヤクルト・D.ピーターズ-広島・床田寛樹(神宮)
DeNA・濵口遥大-中日・仲地礼亜(横浜)
【パ・リーグ】
日本ハム・根本悠楓-西武・與座海人(エスコンF)
ロッテ・種市篤輝-オリックス・J.ワゲスパック(ZOZOマリン)
ソフトバンク・和田毅-楽天・田中将大(PayPayドーム)
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