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糸井嘉男SPAIA公式シニアアンバサダーが選ぶセ・リーグ月間MVP「中日・石川昂弥は覚醒の時が来た」

2023 8/9 06:00SPAIA編集部
糸井嘉男SPAIA公式シニアアンバサダー,ⒸSPAIA
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【投手部門】山﨑伊織(巨人)

SPAIA公式シニアアンバサダーに就任した糸井嘉男氏が独自に月間MVPを選ぶ新企画。投手から野手に転向し、通算1755安打を放った糸井SAが、「超人」ならではの視点で投手、野手を1人ずつ選考した。


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セ・リーグの投手部門は巨人・山﨑伊織。明石商高から東海大を経て2020年ドラフト2位で入団した右腕は、7月は4試合に登板して4勝0敗、防御率1.91をマークした。

「ジャイアンツがなかなか浮上できない中で、戸郷投手と山﨑投手は頑張ってますね。中継ぎ陣も苦しんでいる状況なのに4勝したのは凄い。防御率も1.91と素晴らしい」と絶賛。被本塁打が1本もないことに「ホームランを打たれないので大ケガをしない。内外角に投げ分ける制球力が素晴らしく、打ちづらい投手という印象を受けます」と分析した。

さらに「まだまだ若い選手ですし、決め球ができると飛躍するんじゃないかなと思います」と今後に期待を込めた。

【打者部門】石川昂弥(中日)

セ・リーグの打者部門は中日・石川昂弥。東邦高からドラフト1位で入団して4年目のホープは、7月は18試合出場で打率.364、5本塁打、10打点、OPS1.103をマークした。

「打てない時も4番で使ってもらってきて、やっと7月に覚醒の時が来たんじゃないかという活躍です。まだ22歳。若干、対応できてなかった部分もありましたが、徐々に対応できるようになってきました。打率.364、5本塁打というのは立派な成績。OPSが1.000を超えてるんで、絶好調というだけでは出せない数字です」と一皮むけたスラッガーに目を細めた。

「二人三脚で和田さんや立浪監督と練習してきた賜物じゃないかと思います。現役ドラフトで入った細川選手も活躍してますけど、和田さんは僕も尊敬しています」と現役時代に石川や細川と同じ右のスラッガーとして活躍した和田一浩打撃コーチの存在を挙げた。

「和田さんのように長く活躍する打者は尊敬に値します。1年だけ良くてあとはダメという選手は結構いるけど、いい成績を毎年続けるのは凄いことですよ。7月だけでなく、これからも続けていけるように頑張ってほしいですね」と息の長い活躍を期待した。

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