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阪神・秋山拓巳4カ月ぶり先発で節目の50勝狙う、中日はWBCパナマ代表メヒア

2023 8/2 11:00SPAIA編集部
中日・メヒアと阪神・秋山拓巳のインフォグラフィック
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ⒸSPAIA

4月1日DeNA戦以来の秋山

中日・メヒアと阪神・秋山拓巳のインフォグラフィック


夏恒例の長期ロードが始まった阪神は秋山拓巳が2日の中日戦(バンテリンドーム)で4カ月ぶりに先発する。

今季は4月1日のDeNA戦に先発して5回7安打5失点。翌日に登録抹消され、その後は二軍調整を続けてきた。ウエスタン・リーグでは12試合登板で7勝2敗、防御率3.46の成績を残している。

西条高からプロ入りして14年目の32歳。抜群のコントロールで2017年に12勝を挙げるなど2桁勝利を3度マークしたが、1勝に終わった昨季に続き、今季も不本意なシーズンとなっている。

しかし、まだ老け込む年齢ではない。キレのいいストレートと多彩な変化球をコーナーに投げ分ける投球術は健在だ。広いバンテリンドームなら一発被弾の心配も少なく、持ち前の制球力が活きるだろう。

広島との激しいつばぜり合いの中で、新たに先発ローテーションを担う投手が出てくれば、これほど頼もしいことはない。勝てばプロ通算50勝目となる秋山が、夏のロードの救世主となるか注目だ。

5試合登板で2勝、防御率1.80のメヒア

一方、中日の先発はウンベルト・メヒア。3月に開催されたワールド・ベースボール・クラシック(WBC)にパナマ代表として出場した193センチ右腕は来日1年目の今季、5試合に登板して2勝1敗、防御率1.80と安定した成績を残している。

5月に契約し、6月は二軍で2試合に登板。6月24日に一軍昇格すると同日のヤクルト戦から先発ローテーションで起用されている。阪神戦は7月16日に登板し、6回散発3安打無失点。危なげない投球で2勝目を挙げた。

ストレートは平均149.1キロで球威があり、スライダーとカーブを多用するパワービッチャー。阪神打線も簡単には攻略できないだろう。メヒアとすれば近本光司、中野拓夢の俊足1、2番コンビをどう抑えるかがカギになりそうだ。

その他の試合の予告先発は以下の通り。

【セ・リーグ】
巨人・F.グリフィン-ヤクルト・高橋奎二(東京ドーム)
広島・森翔平-DeNA・濵口遥大(マツダスタジアム)

【パ・リーグ】
西武・與座海人-ソフトバンク・石川柊太(ベルーナドーム)
ロッテ・美馬学-日本ハム・上原健太(ZOZOマリン)
オリックス・宮城大弥-楽天・荘司康誠(京セラD大阪)

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