セットアッパー候補として白羽の矢
西武は27日、昨季DeNAでプレーしていたブルックス・クリスキー投手(29)と契約を締結したことを発表した。背番号は「99」。
アメリカ出身のクリスキーは身長190センチ、体重86キロの救援右腕で、長身から投げ下ろす威力あるストレートとフォークを武器に高い奪三振能力を誇る。昨季はDeNAでプレーして18試合で1勝1敗4ホールド、1セーブ、防御率2.57。21イニングで26三振を奪った。
今季はロイヤルズと契約し、傘下のマイナーでは26試合に登板、28イニングを投げて47奪三振。6月にメジャーへ昇格後は4試合に登板し、6.2イニングで6奪三振を記録している。
チームは今季セットアッパー候補としてヘスス・ティノコを獲得したが、ここまで31試合に登板して3敗8ホールド、防御率3.18と安定感に欠ける内容。また、8回を任せていた森脇亮介が右上腕動脈閉塞症で離脱したこともあり、新たなセットアッパー候補としてNPB経験がある右腕の獲得に動いた格好だ。
渡辺久信ゼネラルマネジャーは「力強い真っすぐと、ウイニングショットであるフォークボールで三振をとれるところが魅力です。また日本でのプレー経験もあるので、即戦力になってくれると思いますし、大事な場面でのリリーフに期待しています」とコメント。
クリスキーは球団を通じて「契約をしてくれたライオンズに感謝しています。ベルーナドームのライオンズファンの皆さまの前での登板を妻と共に楽しみにしているし、チームの勝利に貢献できるよう全力を尽くしてがんばります!」と意気込みを示した。
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