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阪神・西純矢が伝統の一戦に先発、今季対戦防御率1.38と好相性 巨人は菅野智之が先陣

2023 7/25 11:00SPAIA編集部
阪神・西純矢と巨人・菅野智之のインフォグラフィック
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ⒸSPAIA

前回2か月ぶり勝利飾った西純矢

阪神・西純矢と巨人・菅野智之のインフォグラフィック


今日から甲子園で行われる首位・阪神と、4位・巨人の「伝統の一戦」。3連戦初戦の先発は西純矢と菅野智之と発表された。

阪神先発の西は、今季ここまで12試合に登板(先発は7試合)して3勝2敗、防御率3.17、QS(6回以上自責点3以下)は4度記録している。前回登板した17日の中日戦(甲子園)では、7回を投げて9安打を浴びるも94球1失点にまとめ、5月14日のDeNA戦以来2カ月ぶりの白星を手にした。そこから中7日で今日のマウンドに上がる。

巨人戦には今季2試合に先発して1勝0敗、防御率1.38、2試合ともQSを記録するなど好相性。ただ、秋広優人には3打数1安打、岡本和真には5打数2安打、大城卓三には6打数2安打と、主軸3人とは相性が悪い。クリーンアップの前に走者を溜めないことが重要となってくるだろう。

今季は開幕ローテーション入りし、5月中旬から中継ぎに配置転換されるも、6月末から再び先発へ。再転向後は、3戦合計21イニングをわずか2失点に抑えている。様々な経験を積み成長した高卒4年目右腕が、今日も快投を見せるのか注目だ。

前回17球でKOされた菅野智之

一方、巨人先発の菅野はここまで5試合に先発して2勝2敗、防御率3.55、QSは3度マークしている。前回登板した17日のヤクルト戦(神宮)では、わずか1アウトしか取れずに17球を投げて2被弾を含む6安打、6失点と不甲斐ない投球だった。そこから中7日で今日の登板を迎える。

阪神とは今季2度目の対戦。前回7月1日(東京ドーム)の対戦では、7回110球を投げて2安打1失点の快投だったが、打線の援護に恵まれず黒星を喫した。昨年の4月15日以来となる敵地登板でも好投を披露できるか注目だ。

チームは後半戦連勝スタートを飾り、42勝42敗1分けの5割に復帰。CS圏内の3位まで1.5差、首位の阪神まで5.5差と十分逆転可能な位置につけている。今季出遅れた右腕の活躍が逆転優勝へのカギとなるだけに、後半戦最初のマウンドでエースとしての矜持を示したい。

その他の試合の予告先発は以下の通り。

【セ・リーグ】
中日・小笠原慎之介-DeNA・今永昇太(バンテリンドーム)
広島・九里亜蓮-ヤクルト・D.ピーターズ(マツダスタジアム)

【パ・リーグ】
楽天・早川隆久-日本ハム・加藤貴之(楽天モバイル)
西武・髙橋光成-ロッテ・C.C.メルセデス(ベルーナドーム)
オリックス・山本由伸-ソフトバンク・有原航平(京セラD大阪)

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