7月好調の今井達也

今日からいよいよ後半戦が始まるプロ野球。ベルーナドームでは6連勝中の5位・西武と、7月に入って11勝3敗と好調の4位・楽天が激突。先発は今井達也と辛島航と発表された。
西武先発の今井は、今季ここまで9試合に先発して4勝2敗、防御率3.38、QS(6回以上自責点3以下)は6度記録している。5月は3試合に登板して防御率8.64と不調に陥り、二軍落ちしたが、7月に一軍へ復帰後は2試合に先発し、1勝0敗、防御率1.20と好調だ。
前回登板した12日のソフトバンク戦(北九州)では、7回111球を投げて6安打2失点の快投で、4月28日以来の白星を手にした。そこから中9日で今日のマウンドに上がる。
楽天戦には今季2試合先発して、2勝無敗、防御率0.00と好相性。ただ、4月時とは楽天打線の勢いが違う。特に主砲の浅村栄斗は7月、打率.393、7本塁打、20打点と絶好調なだけに要警戒だ。
後半戦の開幕を託された右腕は、「前半戦チームはいい流れで終わっているので、この流れを切らないようなピッチングをしたいです。登板間隔が少しあきましたが、自分のできること、ベストを尽くすだけです」と意気込む。自身にとってもチームにとっても巻き返しを図る後半戦の先陣を切る。
4年ぶり本拠地白星飾った辛島航
一方、楽天先発の辛島はここまで6試合に先発して1勝2敗、防御率4.13、QSは2度記録している。8日ソフトバンク戦(楽天モバイル)で4年ぶりに本拠地勝利を手にした左腕。前回登板した15日のロッテ戦(ZOZOマリン)では、5回79球を投げて5安打を浴び、4失点だった。そこから中6日で今日の登板を迎える。
西武戦には今季1試合に先発(6月24日、楽天モバイル)。5.1回71球を投げて7安打を浴びながらも1失点と、粘りの投球を見せていた。昨季7月24日以来の敵地での登板でも粘り強い投球を披露したいところだ。
チームは39勝43敗1分けの4位で、前半戦を折り返した。まだ、3位とは5ゲーム差あるものの、チームは夏場に入り絶好調。この勢いを背に、15年目左腕にも快投が期待される。
その他の試合の予告先発は以下の通り。
【パ・リーグ】
ロッテ・西野勇士-ソフトバンク・大関友久(ZOZOマリン)
オリックス・小木田敦也-日本ハム・伊藤大海(ほっともっと神戸)
【セ・リーグ】
ヤクルト・小川泰弘-阪神・青柳晃洋(神宮)
DeNA・石田健大-巨人・山﨑伊織(横浜)
広島・森下暢仁-中日・髙橋宏斗(マツダスタジアム)
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