「スポーツ × AI × データ解析でスポーツの観方を変える」

8連敗ソフトバンクはスチュワートJrに託す、オリックスは山下舜平大でスウィープ狙う

2023 7/17 11:00SPAIA編集部
ソフトバンク・スチュワートJrとオリックス山下舜平大のインフォグラフィック
このエントリーをはてなブックマークに追加

ⒸSPAIA

来日5年目で初勝利狙うスチュワート・ジュニア

ソフトバンク・スチュワートJrとオリックス山下舜平大のインフォグラフィック


泥沼の8連敗となったソフトバンクは前半戦最後のオリックス戦(PayPayドーム)にスチュワート・ジュニアが先発する。

2018年のMLBドラフトでブレーブスから1巡目指名されたものの、入団合意に至らず、東フロリダ州立短期大学へ進学後の2019年にソフトバンク入りして5年目。198センチの長身から投げ込む球威抜群のストレートに期待は高かったが、いまだ勝利をつかんでいない。

一軍では2021年に11試合登板で2敗1ホールド、今季は3試合登板で0勝1敗、防御率1.15の成績を残している。今季は3試合とも先発で、6月18日の阪神戦、同28日の楽天戦と2試合続けて自責点0だったが、前回7月10日の西武戦では4.1回7安打2失点で降板。前半戦最後の試合で自身初勝利を狙う。

チームは2年ぶりの8連敗だが、引き分けを挟まない8連敗となると1998年4月以来25年ぶりの屈辱。後半戦で再浮上するためにも連敗を止めて前半戦を締めくくりたい。

新人王最有力候補の山下舜平大

一方のオリックスは山下舜平大が先発する。一軍初登板で開幕投手という大抜擢を受けた今季は大ブレイク。ここまで11試合で7勝2敗、防御率1.64をマークしている。

武器は何と言っても190センチの長身から投げ下ろす平均154キロのストレート。変化球はカーブとフォークしかないにもかかわらず今の成績を残す21歳には、将来どこまで伸びるのか末恐ろしさすら感じる。

かつてのロッテ佐々木朗希と同じく、首脳陣の計らいで登板間隔を空けており、今回は中10日でのマウンド。ソフトバンク戦は5月14日に登板し、5.1回6安打3失点だった。

チームはソフトバンクに2連勝し、勢いに乗って後半戦に臨むためにも3連勝でフィニッシュしたいところ。新人王最有力候補の山下が快投で8勝目を挙げれば最高の締めくくりとなる。

その他の試合の予告先発は以下の通り。

【パ・リーグ】
西武・隅田知一郎-日本ハム・鈴木健矢(ベルーナドーム)
ロッテ・種市篤暉-楽天・藤井聖(ZOZOマリン)

【セ・リーグ】
ヤクルト・市川悠太-巨人・菅野智之(神宮)
DeNA・T.バウアー-広島・床田寛樹(横浜)
阪神・西純矢-中日・涌井秀章(甲子園)

【関連記事】
オリックス頓宮裕真「山本由伸の幼なじみ」から一躍スターダムへ、打撃好調の秘密
打たせて取る投手No1は誰だ?奪三振は少なくても結果を残す「匠の技」
WBC侍ジャパンメンバーの今シーズン成績、大谷翔平は名実ともに世界一のプレーヤー?