6月未勝利に終わった西野勇士

今日からZOZOマリンスタジアムで行われるロッテ-西武の3連戦(3戦目は東京ドーム開催)。初戦の先発は西野勇士と今井達也と発表された。
ロッテの西野は、今季ここまで9試合に先発してチームトップの6勝(2敗)を挙げ、防御率2.84、QS(6回以上自責点3以下)も6度記録するなど、安定感のある投球を見せている。前回登板した6月25日の日本ハム戦では5.1回88球を投げて8安打3失点だった。そこから中8日で今日の登板に臨む。
西武戦は今季2試合に先発して、2勝0敗、防御率2.25と好相性。被打率は.277だが、12奪三振、1与四球と抜群の投球内容を見せている。ただ、外崎修汰には5打数3安打1本塁打、中村剛也にも6打数2安打1本塁打と打たれており、この2人の前にランナーを溜めないように気を付けたい。
右腕は今日の登板に向けて「先発としてしっかりとゲームを作っていきたいと思います。チームの勝利に貢献できる投球ができるように、とにかく頑張ります」とコメント。6月は未勝利に終わっただけに、7月は再び勝ち星を積み重ねたい。
約1か月ぶり先発の今井達也
一方、西武先発の今井は今季、開幕ローテ入りするも7試合に先発して3勝2敗、防御率4.12、QSは4度と不安定な投球が続き、5月26日に登録を抹消。6月は二軍で調整を進めた。
二軍では3試合に先発し、直近で登板した6月24日の巨人戦(ベルーナドーム)では、8回131球を投げて7安打10奪三振1失点の力投を見せていた。そこから中9日空けて久々の一軍マウンドに上がる。
ロッテ戦は今季3試合に先発して1勝2敗、防御率7.13の成績。今季初対戦となった4月13日(大宮)の試合では、9回2安打の完封劇を披露したが、その後の2試合は、6.2回6失点、2回8失点でKOされた。中村奨吾には8打数5安打1本塁打、安田尚憲には5打数3安打2本塁打と打ち込まれているだけに、今回は雪辱を晴らしたい。
チームは現在3連敗中で、日曜日に最下位へ転落。さらに、4番に座っていた渡部健人が負傷離脱と暗雲が立ち込めている。復活を期す右腕にはこの窮地を脱する快投が期待される。
その他の試合の予告先発は以下の通り。
【パ・リーグ】
楽天・田中将大-オリックス・山﨑福也(東京ドーム)
ソフトバンク・和田毅-日本ハム・伊藤大海(PayPayドーム)
【セ・リーグ】
DeNA・大貫晋一-ヤクルト・小川泰弘(横浜)
中日・柳裕也-巨人・山﨑伊織(バンテリンドーム)
広島・床田寛樹-阪神・西勇輝(マツダスタジアム)
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