菅野智之が中12日で先発

東京ドームで行われている巨人-阪神の「伝統の一戦」。第2戦の先発は菅野智之と伊藤将司と発表された。
巨人の菅野は今季、右肘の張りなどで出遅れ、ここまでの登板は2試合のみ。今季初先発となった6月11日のソフトバンク戦(PayPayドーム)では、5回93球4安打2失点で初勝利を挙げた。
18日の楽天戦(東京ドーム)では黒星を喫したが、6回85球3安打2失点でQS(6回以上自責点3以下)を記録。先発として最低限の役割は果たしていた。同戦で打球が直撃したこともあり出場選手登録を抹消。中12日空けて今日の登板に臨む。
阪神戦は今季初登板。昨季は3試合に先発して1勝2敗、防御率3.86の成績だった。被打率は.262、特に主砲の大山悠輔には6打数3安打と打たれていただけに、今季はその雪辱を晴らしたいところだ。
今季初勝利を挙げているとはいえ、まだ本来の打者を圧倒するような投球は見せられていない。「伝統の一戦」で復活の狼煙となる快投を披露することができるか注目だ。
前回完封勝利挙げた伊藤将司
一方、阪神の伊藤は、今季ここまで9試合に先発して2勝2敗と勝ち星は伸びていないが、防御率2.48、QSも8度記録と、安定感抜群の投球を見せている。前回登板した6月24日のDeNA戦(横浜)でも7回108球6安打2失点と好投するも、打線の援護なく黒星を喫した。そこから中6日で今日のマウンドに上がる。
巨人とは今季初先発となった4月27日に甲子園で対戦し、9回106球2安打8奪三振で完封勝利を挙げている。昨季も3戦3勝、防御率0.38と圧倒し、昨年5月22日から4連勝中と相性は抜群だ。
5月18日の中日戦以来、勝ち星が付いていない左腕。その間5試合に先発して4試合で7イニング以上投げ、QSも記録している。今日の登板でも味方の援護を信じ、粘り強い投球で久々の勝利を手にしたい。
その他の試合の予告先発は以下の通り。
【セ・リーグ】
ヤクルト・D.ピーターズ-広島・大瀬良大地(神宮)
DeNA・T.バウアー-中日・H.メヒア(横浜)
【パ・リーグ】
日本ハム・上沢直之-オリックス・J.コットン(エスコンF)
西武・髙橋光成-ソフトバンク・東浜巨(ベルーナドーム)
ロッテ・種市篤輝-楽天・辛島航(ZOZOマリン)
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