勝てば首位奪取のDeNAは中4日でバウアー投入

DeNAが連勝して0.5差に迫った首位攻防3連戦(横浜スタジアム)。3連勝で一気に首位奪取を狙う3戦目は、サイ・ヤング賞右腕トレバー・バウアーが先発する。
メジャー通算83勝の実績を引っ提げて来日した今季、5月3日の一軍初登板から7試合で4勝2敗、防御率4.00の成績を残している。
特に交流戦に入ってからは絶好調。6月3日の西武戦で8回2失点、同9日のオリックス戦で7回2失点、同14日の日本ハム戦では9回完投して3安打12奪三振1失点と3連勝中だ。
6月3試合で24イニングを投げて31奪三振、防御率1.50と本領を発揮。20日に二軍戦で4回60球を投げ、中4日でマウンドに立つ。
阪神戦は初登板だが、今永昇太、東克樹がつないだ良い流れを断ち切るわけにはいかない。前回のヒーローインタビューでは「ヨコハマ、最高潮!」と声を裏返らせてファンを沸かせた。首位奪取の暁にはどんなコメントが飛び出すのかにも注目だ。
交流戦3試合無失点の才木浩人
一方、まさかの連敗を喫した阪神は才木浩人に連敗ストップを託す。
今季は10試合に登板して5勝3敗、防御率1.41の好成績。しかも6月4日のロッテ戦で3安打12奪三振で完封すると、同11日の日本ハム戦は7回無失点、同18日のソフトバンク戦は5回無失点と、交流戦3試合で21イニング無失点を続けているのだ。
須磨翔風高からドラフト3位で入団して7年目。トミー・ジョン手術を乗り越え、189センチの長身から投げ下ろすストレートとフォーク、スライダー、カーブの少ない球種で完璧に抑えているのだから、完全に一皮むけたと言えるだろう。
DeNA戦は2試合で1勝1敗、防御率2.03と相性は悪くない。連敗を止めるためには先制点を許さないことがポイントになりそうだ。5月13日から1カ月以上守ってきた首位の座を簡単に明け渡すわけにはいかない。
その他の試合の予告先発は以下の通り。
【セ・リーグ】
中日・涌井秀章-ヤクルト・高橋奎二(バンテリンドーム)
広島・森翔平-巨人・山﨑伊織(マツダスタジアム)
【パ・リーグ】
楽天・早川隆久-西武・隅田知一郎(楽天モバイル)
ロッテ・西野勇士-日本ハム・鈴木健矢(ZOZOマリン)
ソフトバンク・板東湧梧-オリックス・山﨑福也(PayPayドーム)
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