6戦勝ちなしの荘司康誠

楽天のドラフト1位ルーキー荘司康誠が15日、プロ初勝利を目指して広島戦(マツダスタジアム)で7度目の先発マウンドに上がる。
立教大から入団した右腕は、今季ここまで6試合に先発して0勝3敗ながら、防御率3.67、QS(6回以上自責点3以下)は3度記録。5月28日の楽天戦(楽天モバイル)では、9回3安打2失点の力投を見せるなど、まずまずの投球を見せている。
前回登板した4日のヤクルト戦(神宮)では、自己最短となる2回55球を投げて3安打、3失点と精彩を欠いた。そこから中10日あけて今日のマウンドに上がる。
189センチの長身から投げ下ろす150キロ超の速球に鋭く変化するスライダーとフォークで三振を奪うのが持ち味のルーキー。今日こそ長いトンネルを抜け、プロ初勝利を挙げることができるか。
前回登板で今季初勝利挙げたコルニエル
一方、広島の先発はコルニエル。今季はここまで7試合に先発して1勝4敗、防御率4.46、QSは4度記録している。前回登板した8日の日本ハム戦(エスコンF)では、7回95球を投げて3安打2失点と好投。今季7度目の登板で先発初勝利を手にした。そこから中6日で今日の登板を迎える。
今季から先発に転向した右腕は、194センチの長身から150キロ超のストレートにツーシーム、スライダー、フォーク、カーブを投げ分ける。特に、黒田博樹球団アドバイザー直伝のツーシームは威力抜群で、前回登板でもこの球を駆使して打者を打ち取っていった。
チームは現在4位ながら貯金2、交流戦でも昨日の勝利で勝敗を五分に戻した。上位進出へ、来日4年目右腕には先発初勝利を挙げた勢いそのままに、今日の登板でも好投が期待される。
その他の試合の予告先発は以下の通り。
【交流戦】
巨人・山﨑伊織-西武・與座海人(東京ドーム)
ヤクルト・サイスニード-ソフトバンク・板東湧梧(神宮)
DeNA・東克樹-日本ハム・鈴木健矢(横浜)
中日・柳裕也-ロッテ・美馬学(バンテリンドーム)
阪神・伊藤将司-オリックス・山岡泰輔(甲子園)
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