「スポーツ × AI × データ解析でスポーツの観方を変える」

阪神のドラ6左腕・富田蓮がプロ初先発、日本ハムのサブマリン鈴木健矢と注目の投げ合い

2023 6/9 11:00SPAIA編集部
日本ハム・鈴木健矢と阪神・富田蓮のインフォグラフィック
このエントリーをはてなブックマークに追加

ⒸSPAIA

12球団新人一番乗りのプロ初勝利挙げた富田蓮

日本ハム・鈴木健矢と阪神・富田蓮のインフォグラフィック


阪神のドラフト6位ルーキー富田蓮が9日の日本ハム戦(エスコンF)でプロ初先発する。

大垣商高から三菱自動車岡崎を経て入団した左腕は開幕一軍入りを果たし、4月1日のDeNA戦でプロ初登板初勝利を挙げるなど、ここまで中継ぎで7試合に登板して1勝0敗、防御率3.38をマーク。5月7日に登録抹消されてからは二軍で4試合に登板して防御率2.45の成績を残している。

平均141.4キロのストレートのほか、スライダー、カーブ、チェンジアップ、カットボール、フォークを駆使。記念すべき初勝利は12球団新人一番乗りとなった強運の持ち主でもある。

首位を快走する阪神は、月間MVPに輝いた大竹耕太郎や3年目の村上頌樹ら新戦力が次々に台頭。富田が次なる新戦力として名乗りを上げるか注目だ。

鈴木健矢は5勝2敗、防御率1.75の好成績

一方の日本ハムは鈴木健矢が先発する。木更津総合高からJX-ENEOSを経て2019年ドラフト4位で入団したサブマリン。今季は14試合に登板して5勝2敗、防御率1.75の好成績を収めている。

投球割合で最も多いのは平均108.4キロのスライダー。さらに同123.2キロのシンカー、同88.4キロのカーブを使い分けて打者のタイミングを外す。

阪神には青柳晃洋という名サイド右腕がいるものの、セ・リーグ球団はアンダースローとの対戦機会が少ないだけに、その特性を存分に活かしたい。

最下位を脱出した日本ハムも、まだまだAクラスとは差があるだけに交流戦で1勝でも上積みしておきたいだろう。鈴木健矢が猛虎打線を手玉に取れるか。全くタイプの異なる富田との投げ合いが楽しみだ。

その他の試合の予告先発は以下の通り。

【交流戦】
楽天・藤平尚真-中日・小笠原慎之介(楽天モバイル)
西武・隅田知一郎-ヤクルト・D.ピーターズ(ベルーナドーム)
ロッテ・西野勇士-広島・床田寛樹(ZOZOマリン)
オリックス・山下舜平大-DeNA・T.バウアー(京セラD大阪)
ソフトバンク・和田毅-巨人・横川凱(PayPayドーム)

【関連記事】
プロ野球セ・パ交流戦の通算成績、年度別優勝チームとMVP
【月間MVP】4人とも初受賞 セは阪神・大竹と中日・細川の現役ドラフト組、パは加藤貴&万波の日本ハム勢
阪神タイガースが強い理由、佐々木朗希を1安打で負かした試合は今季の象徴?