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【月間MVP】4人とも初受賞 セは阪神・大竹と中日・細川の現役ドラフト組、パは加藤貴&万波の日本ハム勢

2023 6/8 15:22SPAIA編集部
中日の細川成也と日本ハム万波中正,ⒸSPAIA
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大竹耕太郎は3勝、防御率0.33、細川成也は打率.360

プロ野球の5月度「大樹生命月間MVP賞」が発表され、セ・リーグは大竹耕太郎(阪神)と細川成也(中日)、パ・リーグは加藤貴之と万波中正(ともに日本ハム)が受賞した。4人とも初受賞。

大竹はプロ入り6年目で初受賞。月間で4試合に先発し、3勝(リーグ1位タイ)、防御率0.33(リーグ1位)、登板した全試合でQS(6回以上自責点3以下)を記録。計27イニングで2四球と持ち前の制球力を存分に発揮し、初の栄冠に輝いた。

これでセ・リーグの投手部門は、3、4月度の村上頌樹に続き阪神の投手が2カ月連続で受賞。阪神投手の2カ月連続受賞は、2021年5月度のロベルト・スアレス、6月度の青柳晃洋以来となる。

細川もプロ7年目にして初受賞。月間全25試合にスタメン出場し、リーグトップの打率.360、36安打、59塁打を記録。16日の阪神戦から6月1日ソフトバンク戦まで14試合連続安打と好調をキープした。中日の打者部門では、昨年9、10月度のダヤン・ビシエド以来の受賞となった。

セ・リーグは投手・打者部門ともに、現役ドラフトにより移籍した選手の受賞となった。

加藤貴は防御率0.30、万波は7本塁打

加藤貴もプロ8年目にして初受賞。13日のロッテ戦では、9回4安打無四球で今季初完封勝利を挙げるなど、5月は4試合に先発してリーグトップタイの3勝、リーグトップの防御率0.30と抜群の成績。計30イニングを投げて与四球はわずか2と、持ち前の制球力も冴えわたった。

万波はプロ5年目で初受賞。5月は全25試合に出場して、打率.267、24安打、リーグトップタイの7本塁打、リーグトップの長打率.600の成績を残し、8本の殊勲打(先制打3、同点打2、勝ち越し打3)を放つ活躍。8度のマルチ安打を放つなど、自慢の打力をいかんなく発揮した。

日本ハムの選手が両部門で受賞するのは、2012年9月度に投手部門で武田久、打者部門で糸井嘉男が受賞して以来11年ぶりとなる。

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