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5割復帰の巨人は育成出身ルーキー松井颯がプロ初先発、中日は髙橋宏斗が窮地救うか

2023 5/21 11:00SPAIA編集部
巨人・松井颯と中日・髙橋宏斗のインフォグラフィック
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ⒸSPAIA

二軍で防御率2.01と安定感光る松井

巨人・松井颯と中日・髙橋宏斗のインフォグラフィック


4連勝で勝率5割に戻した巨人は育成出身ルーキー松井颯(はやて)が一軍初登板初先発する。

花咲徳栄高から明星大を経て2022年育成ドラフト1位で入団した右腕は、二軍で7試合に登板して2勝1敗、防御率2.01をマーク。5月14日のイースタン・リーグ西武戦で5回2失点に抑えた翌15日に支配下登録された。

最速154キロのストレートに変化球も多彩。二軍で結果を残し、支配下登録されていきなり一軍の先発マウンドを任されるのは首脳陣の期待の表れだ。

育成入団のルーキーが初登板初勝利を挙げれば2018年の大竹耕太郎(当時ソフトバンク・現阪神)以来、史上2人目の快挙。戸郷翔征が好調の上、横川凱や山崎伊織ら若手が台頭している巨人先発陣に、またしても新星誕生となるか注目だ。

6連敗中の中日は髙橋宏斗に託す

一方、6連敗中の中日は髙橋宏斗が先発。今季は6試合で1勝4敗と黒星先行しているが、防御率は2.91と悪くない。

4月6日のヤクルト戦で今季初勝利を挙げて以来4連敗しているとはいえ、4月15日巨人戦の5回3失点が最多失点。その後の4試合は全て5回以上を投げて2失点以内に抑えており、先発の役割は果たしている。

巨人戦は2試合登板で0勝1敗、防御率3.00。5月7日の対戦では7回を投げて大城卓三のソロ1本のみに抑えたが、味方打線の援護に恵まれず勝敗はつかなかった。

WBCに出場して世界一に貢献した20歳。泥沼のチームを救う快投が期待される。

その他の試合の予告先発は以下の通り。

【セ・リーグ】
DeNA・今永昇太-ヤクルト・小川泰弘(横浜)
阪神・才木浩人-広島・D.アンダーソン(甲子園)

【パ・リーグ】
楽天・瀧中瞭太-ロッテ・森遼大朗(楽天モバイル)
オリックス・J.コットン-日本ハム・鈴木健矢(京セラD大阪)
ソフトバンク・藤井皓哉-西武・隅田知一郎(PayPayドーム)

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