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6連敗のヤクルトはエース小川泰弘で必勝期す、阪神・村上頌樹は17回無失点を継続中

2023 4/29 11:00SPAIA編集部
ヤクルト小川泰弘と阪神・村上頌樹のインフォグラフィック
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小川泰弘がチームの危機を救えるか

ヤクルト小川泰弘と阪神・村上頌樹のインフォグラフィック


6連敗中のヤクルトはエース小川泰弘が29日の阪神戦(神宮)に先発する。今季は4試合に登板して1勝2敗ながら防御率は1.50をマーク。3月31日の開幕広島戦以来の2勝目を狙う。

阪神戦は4月7日(甲子園)に登板し、6回1安打1失点。初回、先頭の近本光司に三塁打を打たれたのが唯一の被安打で2番・中野拓夢の中犠飛で1点を失ったものの以降は阪神打線をほぼ完璧に封じた。

その後の試合も含め、勝ち星からは見放されているが、内容は悪くない。チームの危機を救うためにも、エースが存在感を発揮したい。

完封でプロ初勝利を挙げた村上頌樹

一方の阪神は村上頌樹が先発する。東洋大からドラフト5位で入団して3年目の今季は、4月12日の巨人戦(東京ドーム)で7回をパーフェクトに抑える快投を披露。さらに同22日の中日戦(バンテリンドーム)では2安打10奪三振で完封し、プロ初勝利を挙げた。

投球割合の約半分を占めるストレートは平均145.2キロだが、ゆったりしたフォームから投げ込む速球はスピード表示以上に力強い。さらにツーシームやカットボール、フォーク、カーブも織り交ぜながら今季17イニングで無失点を続けており、16三振を奪っている。

ヤクルト戦はプロ初登板。お互いにデータの少ない状況なら投手有利だろう。二軍でタイトルを獲得するなど着実に蓄えてきた地力を発揮すれば大崩れはないはず。無失点記録をどこまで伸ばすか注目される。

その他の試合の予告先発は以下の通り。

【セ・リーグ】
巨人・F.グリフィン-広島・R.コルニエル(東京ドーム)
中日・松葉貴大-DeNA・大貫晋一(バンテリンドーム)

【パ・リーグ】
日本ハム・上沢直之-ソフトバンク・東浜巨(エスコンF)
西武・髙橋光成-楽天・藤平尚真(ベルーナドーム)
オリックス・山本由伸-ロッテ・C.C.メルセデス(京セラD大阪)

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