QSは最少もブルペン陣が奮闘
開幕から1カ月が経ったプロ野球。開幕5連勝といきなり飛び出したソフトバンクは、4月18日から5連敗を喫して藤本博史監督就任2年目で初のBクラスとなる4位に転落するなど、思ったほど伸び切れていない。
その要因のひとつが先発投手陣だろう。大黒柱の千賀滉大がメッツに移籍し、今季は4年目の左腕・大関友久を開幕投手に抜擢。3月31日のロッテとの開幕戦は7回無失点で勝ち投手となり、無事に大役を終えたが、それ以降は勝ち星を挙げられていない。
先発ローテーションは大関のほか、藤井皓哉、東浜巨、石川柊太、和田毅らで回しており、27日の楽天戦では通算127セーブの森唯斗が10年目、465試合目で先発初勝利を挙げるなど頭数は揃っている。
しかし、4月27日現在、先発投手が6イニング以上を投げ、自責点3以内に抑えるクオリティスタート(QS)は意外にも12球団最少の6回しかない。15回を記録している西武の半分以下で、先発投手陣が役割を果たせているとは言い難い現状なのだ。
それでもチーム防御率はリーグ2位の2.73と優秀。津森宥紀や松本裕樹、リバン・モイネロらの中継ぎ陣とロッテから移籍したクローザーのロベルト・オスナらの奮闘によるところが大きいと言える。














